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2022/6/15 19:30

掃除中よりも、その“前後”に「隠れストレス」を感じる!? 原因を「掃除機の不満」から探った結果

パナソニックは、「生活環境の変化に伴う掃除に対する意識」について調査を行いました。

 

調査期間は2022年3月1日~3月2日、掃除機を所有している全国の20歳~69歳の男女1100名を対象に、インターネットで実施。

 

生活環境を著しく変化させるきっかけにもなった「コロナ禍」を起点に、コロナ禍以前(~2020年2月)と、現在(2022年2月~)で在宅時間に変化があったかを質問したところ、全体のなかで半数以上(54.5%)が、変化があったと感じており、在宅時間も「20時間以上在宅している」という回答が最も多く、32%アップしていることがわかりました。

 

在宅時間が増加したことにより、在宅中の満足度にはどのような変化があったのでしょうか。在宅中の満足度と「掃除」のストレスとの関係性から探ってみたところ、掃除にストレスを感じない人(掃除ストレス指数が低い人)ほど、在宅中の満足度が高い(満足している)傾向にあることがわかりました。

 

「在宅中の満足度」を高めるためには、「掃除のストレス」の軽減が重要であることがわかりましたが、「掃除」の“どこに”ストレスは存在するのでしょうか。「掃除」の「前」「中」「後」の掃除全体の中でどこにストレスを感じるのかを質問したところ、掃除をしていない「掃除“前後”」にストレスを感じる人が約8割(83.1%)いることがわかりました。(掃除前:78.6%+掃除後:4.5%=83.1%)

 

掃除をしていない「掃除“前後”」に隠れている「隠れストレス」の原因は何なのか。掃除道具のなかでも「キャニスター型」や「スティック型」「ロボット型」と、部屋の大きさや使用用途などによって、求められる機能が異なる「掃除機」から、メインに使用している掃除機の不満を調査しました。

 

その結果、「キャニスター型(紙パック)」では、「本体が重い(56.9%)」「取り出しやかたづけが面倒(32.5%)」といった“掃除機の出し入れ”に関する項目が上位となりました。「キャニスター型(サイクロン)」では、「本体が重い(39.2%)」「ゴミ捨ての時にゴミが舞う(36.0%)」といった“掃除機の出し入れ”のほか、“ゴミ捨て”に関する項目が上位となっています。

 

「スティック型」も、「本体が重い(34.7%)」「ゴミ捨ての時にゴミが舞う(31.2%)」といった項目が上位に上がり、「ロボット型」では、「ゴミ捨ての時にゴミが舞う(31.1%)」「ゴミ捨ての頻度が多い(27.4%)」といった、“ゴミ捨て”に対する不満があがる結果となりました。

 

「掃除“前後”」にストレスを感じ、「掃除機」について「本体が重い」や「ゴミ捨て」「取り出しやかたづけが面倒」「ゴミ捨ての時にゴミが舞う」といった不満を抱えていることが明らかになりましたが、そのようなストレスや不満の解放および、今の生活環境をよりよくするために、「掃除機」には、どのような価値が求められているのでしょうか。
「現在、重要に感じる掃除機に求めるものはなんですか?」と質問したところ、「吸引力がある(64.5%)」「細かいゴミまで取り切れる(48.0%)」といった「掃除中」の機能を求める声があがるなか、「本体が軽い(49.3%)」や、「メンテナンスがラク(38.5%)」 「取り出しや収納がラク(36.6%)」といった、掃除前の、掃除機をかけることへのハードルを低下させてくれる要素や、 掃除後のお手入れの手間を省きたいという要素が求められていることがわかりました。

 

今回の調査では、「掃除中」“だけ”ではなく、今まで意識していなかった、掃除をしていない「掃除“前後”」にも「隠れたストレス」が存在していることが明らかになりました。また、コロナ禍をきっかけに大きく在宅時間が増えた環境で、掃除にストレスを感じている人ほど在宅環境の満足度が低く、今の在宅環境をより良いものにするためには、掃除に関するストレスを解消することが大事になってくるようです。

 

掃除をする上で必要な道具である「掃除機」に関しても、様々な不満が見えてきました。「キャニスター型」や「スティック型」「ロボット型」と、部屋の大きさや、使用用途などによって、掃除機に求められる要素に大きな違いが出てくるかと思われましたが、「本体が重い」や「取り出しやかたづけが面倒」「ゴミ捨ての時にゴミが舞う」といった、「隠れストレス」の原因となりうる、掃除をしていない「掃除“前後”」に関連する要素に多くの不満が上がる結果となりました。

 

掃除機の使用に対するハードルを低下させる要素や、掃除後のお手入れの手間を簡略化できる要素が求められている、「掃除のはじまりから終わりまでを見つめ直すことができる掃除機」を選択することが、現代の生活スタイルに求められる掃除機ではないか、と同社は締めくくっています。

↑セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NS10K