今回は、家電のプロが掃除機のトレンドを紹介! 掃除機は「使いやすさ」重視の傾向が進み、個々のニーズに細かく対応する製品が増加している。ブロワーや液体吸引など業務用の機能を取り入れたハンディ機、メンテの手間を軽減するスティック機などが話題だ。
※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです
私が解説します!
トレンドキーワード
個性派ハンディクリーナー
在宅時間の増加に伴い、掃除機は百花繚乱。細かなニーズに応えている。特にハンディ市場は昨年比で伸長傾向となり、ユニークな新機種が続々と登場している。
ほかにない利便性がウリの“一芸”モデルが続々登場!
ゴミやホコリなどをサッと掃除できるハンディクリーナーはここ数年、“スリム&コンパクト”がトレンド。最近はその流れを受け継ぎつつ、+αの機能を追加して他製品にない利便性をアピールする個性派モデルが登場している。
例えばブロワー機能。これまでも、一部のスティック掃除機にブロワー付きはあったが、近年モーターやバッテリーの進化でハンディタイプにも搭載機が増えた。注目はAQUAのHANDY DUO。窓サッシのすき間などにたまったゴミを吹き飛ばして除去できる。簡易空気入れになるなど利用シーンが広いのもうれしい。
レコルトのRSC-2は、水分を含む汚れを除去できる乾湿両用タイプ。テーブルにこぼした水にもすぐ対応できる利便性の高さ、卓上に置いても違和感のないデザインが魅力だ。レイコップ GOはふとんクリーナーで磨いたUV除菌技術をハンディ機に応用。身のまわりのウイルス対策に配慮する昨今の注目アイテムといえる。
【その1】強力吸引とブロワー機能でサッシまわりの掃除が超快適に!
AQUA
HANDY DUO!AQC-HH700
実売価格1万8700円
軽量コンパクトボディながら500円玉も吸い込むパワフル吸引を実現。ブロワーノズルを装着し、窓サッシやキーボードのホコリを吹き飛ばして掃除することも。付属のエアポンプを使えば浮き輪などの簡易空気入れに。部屋置きしやすいスタイリッシュなデザインも魅力。
SPEC●集じん容積:約0.15L●連続運転時間:強約8分/標準約13分●充電時間:約3時間●付属品:ミニ回転ノズル、3wayノズル、ブロワーノズル、エアーパイプ、ポンプアタッチメント(大・小)、充電台、お手入れブラシほか●サイズ/質量:W66×H418×D69mm/650g
【その2】液体や水分を含んだゴミも気軽にガンガン吸引できる
レコルト
コードレス ウェット&ドライクリーナー RSC-2
実売価格8800円
通常のゴミに加え、液体も吸引できる乾湿両用タイプ。シリコン性のウェットノズルなど4種のアタッチメントノズルを付属し、様々な掃除シーンで使える。ダストボックスやノズルはすべて水洗いでき、いつでも清潔さをキープ。
SPEC●集じん容積:200mL●連続運転時間:Hi約15分/Lo約20分●充電時間:約4時間●付属品:ウェットノズルほか●サイズ/質量:約W85×H370×D85mm/約660g
【その3】家中の気になるモノ・場所を掃除しながらUV除菌できる
レイコップ
UV除菌ポータブルクリーナー レイコップ GO RGO-300JPWH
実売価格1万9800円
付属のポーチで手軽に持ち運べてUV除菌しながら掃除が可能。寝具やクッションなどの除菌・掃除に加え、衣類やPC、スマホのUV除菌も行える。ブラシレスDCモーター採用で吸引力も文句なし。
SPEC●連続運転時間:UVオンリーモード約180分/標準モード約28分/パワーモード約9分●充電時間:約3.5時間●サイズ/質量:約W523.5×H141.5×D169mm/890g(最大)