じめじめした季節に入り、夜も寝苦しくなってきました。より快適な睡眠環境を手に入れるためには、最新の空調家電を導入するのが効果的。そこで、家電ライターの田中真紀子さんをガイドに招き、睡眠に大きな影響を及ぼす空調家電「エアコン」「扇風機」「空気清浄機」「除湿機」の4カテゴリで、トレンドとなっている快眠機能と、オススメのアイテムを教えてもらいました!
【私が教えます!】
その1.エアコン
【エアコンの快眠トレンド機能は?】
睡眠中の体温の変化に合わせて室温を制御する機能
「人は深部体温が下がると深い睡眠に入りやすく、起床に向けて徐々に深部体温が上がっていくため、入眠時の室温は低めに、起床に向けた室温は高めにするのが理想的。そんな睡眠中の体温の変化に応じて、室温を自動でコントロールしてくれるエアコンが登場してきています」(田中さん)
【トレンド機能搭載のおすすめモデル】
パナソニック
エオリアスリープ PXシリーズ
実売価格13万6620円(税込)~
睡眠環境に特化した「快眠環境運転」機能を搭載するモデル。枕元に設置したベッドサイドセンサーと連携し、身体が心地よく感じる温度を睡眠の経過時間ごとに制御。寝ている場所の温度をより緻密にコントロールし、暑すぎず寒すぎない快眠環境を作ります。
その2.扇風機
【扇風機の快眠トレンド機能は?】
冷やしすぎないやさしい風量や「おやすみモード」の搭載
「睡眠中に強い風に当たり続けると、体が冷えすぎて睡眠の質が下がり、倦怠感やだるさにつながります。睡眠時に使うなら、そよ風のようなやさしい風量が設定できるものや、深部体温の変化に合わせて徐々に風量を下げるなど『おやすみモード』が搭載されたものが便利です」(田中さん)
【トレンド機能搭載のおすすめモデル】
シロカ
DC 音声操作サーキュレーター扇風機 シロカのポチタマ扇 SF-V181
実売価格1万7810円(税込)
「ふわビューン技術」により静かで心地よい風とパワフルな風の両方を実現。風量が8段階で調整でき、睡眠時にもやさしく心地よい微風を送ります。「おやすみモード」を使えば、LEDの光を弱めるほか、設定した風量レベルで運転を開始して30分ごとに風量を1段階ずつ下げます。風量レベル1になるとそのまま風量をキープしてくれるので、睡眠を妨げません。音声で操作できるので、就寝中に手元にリモコンがなくてもベッドの中から操作できます。
その3.空気清浄機
【空気清浄機の快眠トレンド機能は?】
冷房ムラを防ぐ気流と高い静音性
「寝室の空気が汚れていると、睡眠中に粘膜が刺激を受けたり、菌やウイルスが身体に侵入したりしてしまい、身体は休むことができず、睡眠の質が落ちると言われています。そのため空気清浄機は快眠にも有効。気流を生かし、エアコン併用時にサーキュレーターとして使えるもの、安眠を妨げない静音性が高いものを選ぶといいでしょう」(田中さん)
【トレンド機能搭載のおすすめモデル】
ブルーエア
ダストマグネット
実売価格6万2700円~(税込)
独自技術「HEPASilent テクノロジー」により、 0.1μmまでの微粒子を99.97%除去。同社初の「DustMagnetテクノロジー」を搭載し、独自の気流と帯電されたプレフィルター、2か所の吸引口の組み合わせにより空気中の汚れを効率的に除去します。パワフルな風で部屋の空気を循環させるため、心地よい気流を感じることもできます。静音性が高いため就寝時にも使えるほか、天面がテーブルとして使えるのでベッドサイドにもピッタリ。
その4.除湿機
【除湿機の快眠トレンド機能は?】
お手入れのしやすさとカビを防ぐ清潔機能
「エアコン冷房は身体が冷えてしまうけれど、使わないと蒸し暑くて眠れないというときは、除湿機を使うのがおすすめ。室内の湿度が下がると身体の熱が放出されやすくなり、快適に眠れます。一方で、睡眠中に使用するからこそ衛生面への配慮が大切。万一除湿機内にカビが生えて、その胞子を吸ってしまうと肺炎など健康被害を起こすリスクもあるので、お手入れしやすい、カビが生えにくいといった清潔性へのこだわりが重要です」(田中さん)
【トレンド機能搭載のおすすめモデル】
シャープ
衣類乾燥除湿機 CV-R180
実売価格6万4300円(税込)
スピーディに衣類を乾燥させるほか、室内の除湿にも活躍するモデル。プラズマクラスターを搭載し、除湿しながらカビ菌なども抑制。「カビバリア運転」を使えば、湿度が60%以上で除湿、湿度50%以下でプラズマクラスターによる空気浄化と自動で切り替え。使用後は、本体内部に残った水分を乾燥させる「内部乾燥」で内部を清潔に保ちます。