家電
2023/10/9 21:30

プロが推すホームセキュリティ家電を紹介! 大事な家・家族を手軽に守ろう

IoTの導入などにより、高度な機能で安全性を高めるアイテムが普及。中でもホームセキュリティ製品は、低価格ながら先進技術を搭載している製品が多いのも最近の傾向だ。今回は家電のプロたちに忖度無しでオススメできる高コスパなホームセキュリティ製品を聞いた。

※こちらは「GetNavi」2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

私たちが選びました!

 

ネット連携で 守る・通知する・便利にする

暮らしに安心をもたらす、ホームセキュリティ家電。最近はインターネットと連携する「IoT」を導入した製品が増え、「守る」だけでなく「通知(警告)する」「便利にする」といった機能も普及している。単に録画するだけでなく、侵入者を感知して通知する防犯カメラなどがその最たる例だ。

 

なかでも、「便利にする」の代表例が、スマートロック。ドアの錠に取り付け、スマホなどで施錠・解錠ができる機器だ。

 

SwitchBotロックは、必要に応じてオプションを追加することで、様々な方法で施錠・解錠できるようになる。

 

「1歳児を抱っこしてさらに両手は荷物で塞がっているといった状態だと、鍵の出し入れが本当に面倒。指紋認証ならスマホの操作すら不要なので助かります」(青木)

 

施錠・開錠の状態を監視できるのも大きなメリットだという。

 

「別売の機器を使えば遠隔操作ができて、いつ家族が出入りしたかもわかります」(安蔵さん)

 

例えばピッキングで鍵を開けられたというような場合にも「手動解錠」の通知が受けられる。

 

欲しい機能だけをオプションとして追加でき、安全への投資額をお財布と相談して決められるのだ。

 

【その①】豊富なオプションを活用して8種類の方法で施錠・解錠できる

SwitchBot

SwitchBot ロック

両面テープを使い、工事なしで取り付けられるスマートロック。スマホやApple Watch(watchOS)からBluetooth経由で施錠・解錠できる。決められた時間が経つと自動施錠したり、「合鍵」を家族や友人のスマホに送ることも可能。

↑付属の「SwitchBotタグ」を使えば、スマホをかざすだけで解錠できる。アプリの操作が不要なので、よりスムーズだ

 

<ココが価格以上>

「指紋認証パッドがあれば、スマホを持たない(学校に持っていけない)子どもがいる家庭でも導入できますし、子どもに鍵を持たせずに済むようになります。お子さんがいるなら、セットでの導入をオススメします。」(安蔵)

 

「ロック解除方法はスマホアプリだけではありません。NFCタグ・Apple Watch・リモートボタン、さらには別売のハブミニを使えば音声操作やネット経由の遠隔操作など、様々な種類があるところがナイス!」(青木)

 

コレもCheck

SwitchBot

SwitchBot ドアロックセット (ロック+指紋認証パッド)

SwitchBot ロックと指紋認証パッドのセット。スマホの紛失やバッテリー切れ、またはうっかり手ぶらで閉め出されたような場合も安心だ。別々に購入するよりも3000円近くおトク!

↑SwitchBotの近くに貼り付けて使用。パッドに指をあてるか、暗証番号を入力することで解錠できる

 

【その②】世界最小級サイズを誇り前モデルよりも出入りスムーズ!

CANDY HOUSE S

ESAME 5

旧機種に比べて反応速度が向上し、操作してから約2秒で解錠される。自宅の錠の形状に合わない場合はアダプターをオーダーでき(有料)、世界中の99%の錠に対応可能。カラバリはブラック・ホワイト・シルバーの3色で、内装に合わせて選べる。

↑「いつ」「誰が」施錠・解錠したのかが、アプリ上でひと目でわかる。ゲストユーザーには閲覧できないのも安心

 

↑両面テープで接着。工事不要なので賃貸住宅でも利用できる。テープは3回ぶん付属、貼り付けに失敗してもやり直せる

 

<ココが価格以上>

「スマホからの施錠開錠だけでなく、ドアの開閉などを含めた管理ができるのがポイントです。オプションでキーパッドや指紋認証での開閉にも対応。指輪型デバイスの「エブリング」などとの連携もできます。」(コヤマ)

 

【その③】カメラを上下左右に動かして気になる場所を見渡せる!

プラネックスコミュニケーションズ

スマカメ パン・チルト CS-QS10PT

動体や音を検知して自動録画を開始、スマホに通知する防犯カメラ。古い映像から自動消去されていく常時録画も可能だ。真っ暗な室内も赤外線でくっきりと撮影。マイクとスピーカーを搭載し、スマホとカメラ間での音声会話も。

↑突っ張り棒などを利用して高い場所に設置すれば、死角を最小限に抑えられる

 

↑動体を検知する範囲を設定可能。室内のペットの動きや植物の揺れなどを誤検知して作動することを防げる

 

<ココが価格以上>

「スマホのフリック操作でカメラが回転し、左右360度・上下116度の範囲を見ることができます。追跡機能を搭載しており、人物の動きを追随して撮影。三脚穴で固定できて設置の自由度が高いのも便利です。」(コヤマ)

 

【その④】明るいセンサーライトで玄関灯にもなる防犯カメラ

Amazon

Ring Spotlight Cam Plus, Battery

LEDライトを搭載した防犯カメラ。人の動きを検知すると自動的に撮影を開始し、周囲が暗い場合にはライトも点灯。同時にスマホへ通知して、出先などから映像を確認できる。バッテリー搭載タイプで、ソーラーパネル(別売)にも対応。

↑バッテリー内蔵とWi-Fi機能により、ケーブルレスで使用できる。防塵防沫仕様(IP65)なので屋外への設置も可能

 

<ココが価格以上>

「本体価格は決して激安ではありませんが、年額3500円で180日間の録画データと7日間のスナップ写真をクラウド保存可能。スマホのほかEcho Showからも録画とリアルタイム映像を確認できるのがメリットです。」(近藤)

 

【その⑤】マットな質感でオフィスにも家庭にも馴染む洒脱デザイン

アイリスオーヤマ

パーソナルシュレッダー PS-A8C-H

縦方向だけでなく横方向にも細断するクロスカット方式のシュレッダー。A4コピー用紙(上質紙)を8枚まで同時投入でき、約3.7m/分の速度で細断する。ゴミ受けは容量8.9lで、A4約80枚ぶんとたっぷり。なおモーターが過熱すると自動停止する。

↑上面に操作スイッチを装備。紙詰まり時にはスイッチを「逆転」や「正転」に切り替えることで、刃が回転して詰まった紙を取り出せる

 

↑マットな質感とラウンドデザインで、リビングにも馴染む。グレーとホワイトの2色展開

 

<ココが価格以上>

「コンパクトでありながら、約5×37㎜のクロスカットで、細断後に情報を読み取られる心配はまずありません。細断サイズが小さいことでゴミが圧縮され、ゴミ捨ての頻度を減らせるのも地味にうれしいポイント。」(小口)