家電の進化は日進月歩、新製品が登場するたびに画期的な機能で我々を驚かせてくれます。本記事では、2017年にブレイク間違いなしの次世代家電をセレクト。洗濯物を自動でたたんでくれる「未来型ホームクリーニング家電」など、4つのキーワードでアイテムの魅力を掘り下げます。
【トレンドその1】
衣類の折りたたみ、ニオイ・シワ取りを全自動でやってくれる「未来型ホームクリーニング家電」
洗濯物をたたむ家電や、洗えない衣類のニオイとシワを取る家電の登場で、洗濯の完全自動化が加速。人類は洗濯の手間から解放されます!
洗濯後の仕分けや服のニオイ除去も機械に任せる時代に
セブンドリーマーズ
ランドロイドワン
価格未定 2017年3月予約販売開始
乾燥し終えた衣類をたたむ家電。衣類の種類を画像解析技術で識別、AIとロボット技術で適切にたたみ仕分けます。経験を積むごとにたたみ方が上手に。
LGエレクトロニクス
LG Styler
24万6240円 2017年1月25日発売
ハンガー掛けして衣類をメンテナンスできる家電。振動とスチームでニオイやシワ、花粉などのアレル物質を除去し、ふんわりと乾燥させます。シルクやカシミヤ、革にも対応。
【トレンドその2】
非・大手家電メーカーが続々と業界参入する「ニュージェネ炊飯器」
特に高級モデルで、これまで大手メーカーの独壇場だった炊飯器市場。ですが、2017年にはこの流れが変わりそうです。まず注目はバーミキュラ ライスポット。老舗鋳造メーカーが、同社の高級ホーロー鍋の性能を生かすべく、独自開発した製品です。しゃっきりしながらもっちり甘い絶品ごはんを炊き上げるこの製品は、入荷4か月待ちとも言われています。また1月には、バルミューダも炊飯器を発売予定。こうした異業種からの参入が炊飯器市場にどんな変化をもたらすか、注目しましょう。
素材の味を引き出すホーロー鍋の技術を炊飯器に応用!
バーミキュラ
バーミキュラ ライスポット
実売価格8万6184円
無水調理用ホーロー鍋を使った炊飯器。鍋の形状や加熱方法などをとことん追求し、鍋炊きのおいしさを再現しました。全自動無水鍋として料理にも使えます。16年12月発売以来、品薄となっています。
操作ボタンにはスマートタッチキーを採用。必要なボタンだけが光り、誰でも迷うことなく簡単に炊飯セットできます。
保温用のフタを付けずに鍋の下部と上部に温度差を作り、激しい熱対流を起こします。これにより全体がムラなく炊き上がるのです。
ティザー写真ですでに話題中のバルミューダの炊飯器
バルミューダ
製品名未発表
2017年1月発売予定
トースター、電気ケトルに続いてバルミューダが投入するキッチン家電が炊飯器。詳細は未発表ですが、同社SNSなどでは注目度の高さが伺えます!
【トレンドその3】
デスクトップPCは“テレビの横”が指定席になる「テレ横PC」
従来もテレビに接続できるPCや小型PCはありました。しかし、性能が低かったり、端子の変換アダプタが必須だったりと、実用性はイマイチな機種が多かったのも事実です。そんな状況のなか、2016年10月下旬に登場したZBOX MAGNUS EN1070は、CPUやグラフィックチップの進化に伴い、小型ながらゲームPC並みの高性能を実現。しかも、テレビとはHDMIケーブル1本で接続できます。
大画面テレビ+PCのメリットは、表示できる情報の多さ。ネットショッピングでたくさんの商品を見比べたり、動画を見つつSNSもチェックしたり、サクサクこなせます。大画面を生かせるハイスペックな小型PCを「テレ横」に置く時代の到来です。
ハイスペックPCを大画面テレビにつなぐと予想以上に便利!
ZOTAC
ZBOX MAGNUS EN1070 Windows 10 Home
実売価格27万3186円
最新のグラフィック「GeForce 1070」を採用し、ゲームPC並みの性能を小型筐体に凝縮。SDカードスロットを備え、写真も取り込みやすいです。サイズはW210×H62.2×D203㎜で、同等の性能で大きさは1/10程度。
HDMI、DisplayPortを2基ずつ装備。4画面出力もサポートしています。
「GeForce 1070」の搭載により、処理が重いVRコンテンツも快適に楽しめます。ド迫力なゲーム体験も可能。
500mlペットボトルより小さいテレ横PC
エプソン
Endeavor ST20E
7万7760円~
体積約740㎖の極小設計。奥行き150㎜ですが幅や高さは500㎖のペットボトル以下です。
【トレンドその4】
スマホに続きPCにも通信費の価格破壊の波がやってくる「SIMフリーPC」
従来はキャリアや通信速度に制限がありましたがVAIO S11は完全フリーを実現して人気に。この勢いが他社モデルにも拡散しそうです。
PCも通信プランを自由に選んで節約できる!
VAIO
VAIO S11
実売価格15万5304円(スタンダードLTEモデル)〜
SIMフリー対応の11.6型モバイルPC。B5サイズのコンパクトさと940gの軽さが特徴です。
↑本体の背面に、MVNOに対応したSIMカードスロットを搭載。なお、VAIO S11の発売に合わせて同社でも独自のデータ通信プランを用意しました
【格安SIMなら2年間で約8万円もおトク!】
新規契約で標準的なプランを利用した場合の比較。大手キャリアではネット接続料なども必要になるため割高だ。
■大手キャリアの例(20GBプラン)
契約期間:2年間
基本料:1296円
インターネット接続サービス料:216円
通信料金:6480円
月額料金:7992円/月
2年間の総額:計19万1808円
■MVNOの例(20GBプラン)
契約期間:期間設定なし
基本料:不要
インターネット接続サービス料:不要
通信料金:4750円
月額料金:4750円/月
2年間の総額:計11万4000円