家電
2024/9/9 17:30

世界初のIMAX Enhanced認証プロジェクター「HORIZON S Max」も! XGIMIが5製品の国内販売を発表

スマートプロジェクターの開発・販売ブランドとして知られる「XGIMI(エクスジミー)」は9月6日、プロジェクター新製品5点を一斉に発表しました。その様子を、発表会の様子とともにレポートします。

2023年のグローバルホームプロジェクター市場出荷量世界1位をうたう同社ですが、2024年モデルは過去最多の5種類と、幅広いバリエーションを用意しているのが特徴です。新たなフラッグシップモデルとなる「HORIZON S Max」、天井投影も可能なスタンド一体型プロジェクター「MoGo 3 Pro」、オンライン限定販売のコンパクトモデル「Elfin Flip Pro」など、高価格帯ではありますが魅力的なプロダクトが揃っています。

 

IMAX Enhanced対応のハイエンドプロジェクター「HORIZON S Max」

↑フラッグシップモデルの「HORIZON S MAX」

 

「HORIZON S Max」は、同社の最新フラッグシップモデルです。レーザー光とLED光源を組み合わせる独自技術「デュアルライト2.0テクノロジー」により、3100ISOルーメンの高輝度に加え、色空間BT.2020 110%カバーの広い色域、ΔE=1の色精度を実現しています。最大解像度は4Kで、投影サイズは40~200インチ。スピーカーは12W×2構成で、OSとしてAndroid TV 11.0を採用します。

↑本体背面

 

↑本発表会壇上のスライドを投影していたのもこの製品とのこと

 

また、ディズニー+などのサービスでIMAXが認証したコンテンツを高品質な映像・音声で再生できる「IMAX Enhanced」の認証を世界で初めて取得。対応コンテンツの再生時には自動でモードが切り替わります。その他、インテリジェント環境対応技術「ISA5.0」により、障害物自動回避、壁色適応、中断なし自動台形補正、オートフォーカス、人物検知による光源調整(目の保護)といった多様な対応が可能。

 

今回、製品発表会のスライドを投影するプロジェクターとしてもHORIZON S Maxが使用されていたとのことです。数十人規模の会場での使用に耐える投影サイズの大きさはもちろんですが、輝度が極めて高く、にじみのない画質の良さが印象的でした。多少明るい部屋であっても、問題なく映像やテキストが視認できると思います。

 

本体サイズは約234×273×174mm、重量は約4.81kg。市場想定価格は32万9800円(税込)、10月頃より販売開始となる見込みです。

 

↑廉価版「HORIZON S Pro」との機能比較。輝度とIMAX Enhanced対応以外はほぼ同等のスペックです

 

また、輝度を1800ISOルーメンとし、IMAX Enhancedに非対応とした廉価モデル「HORIZON S Pro」も用意。こちらは市場想定価格が22万9800円(税込)で、10月頃より販売開始となる見込みです。

 

スピーカーにもできる汎用性がウリのスタンド一体型モデル「MoGo 3 pro」

↑「MoGo 3 pro」

 

↑持ち運びやスピーカーモードでは円筒形に

 

↑専用ケースに入れての持ち運びも容易です

 

「MoGo 3 pro」は、円筒形のユニークな外観が特徴のスタンド一体型LEDプロジェクターです。輝度は450ISOルーメン、最大解像度はフルHD。本体を引き上げるだけで起動する手軽さがひとつの特徴で、重量は約1.1kgと軽量なため、専用ケースによるキャンプなどのアウトドアへの持ち出しといった用途も考慮されています。加えて、5W×2のスピーカーを活用する「スピーカーライトモード」では、音楽のテンポに合わせて本体を発光させることが可能です。

 

個人的に大きなメリットを感じたのが、天井投影に対応する点。そこに天窓があるかのような映像を投影したり、もちろん映画などのコンテンツも台形補正によりしっかりと投影できるそうです。スピーカーモードも含め、できることが多いのは嬉しいところでしょう。

 

↑天井投影も可能

 

↑「XGIMIマジカルレンズ」を装着することで投影範囲が広がります

 

別売のバッテリー付きスタンドをあわせて活用すれば、容量20000mAhのバッテリー駆動が可能となり、最大2.5時間程度の駆動にも対応します。また、別売の「XGIMIマジカルレンズ」を組み合わせることで、本来の投影サイズである40~200インチの範囲を、さらに3~5倍程度まで拡大できるとのことです。

 

本体サイズは約204.9×95×95mm、重量は約1.1kg。市場想定価格は7万9800円(税込)、9月6日に販売開始です。

 

オンライン限定販売のバッテリ―内蔵型「Halo+(New)」「Elfin Flip Pro」

↑「Halo+(New)」

 

「Halo+(New)」および「Elfin Flip Pro」は、いずれも公式オンライン販売限定の製品。

 

「Halo+(New)」は、Google TVを搭載するポータブルスマートプロジェクター。輝度700ISOルーメンで、フルHDの映像を最大2.5時間投影可能なバッテリーを内蔵しています。本体サイズは約171.5×113.5×145mm、重量は約1.6kg。市場想定価格は12万9800円(税込)、9月6日より販売を開始します。

 

↑「Elfin Flip Pro」

 

↑小さめの棚などにも収納できます

 

「Elfin Flip Pro」は、スリムボディを採用したスタンド一体型プロジェクターです。本体サイズは約235×218×64mm、重量は約1.42kgと非常に薄型・軽量で、本体を収納した状態では収納先を選びません。また、バッテリー内蔵型では同社製品でもっともコンパクトなモデルでもあります。輝度は400ISOルーメン、フルHDの映像を80~150インチサイズで投影可能です。市場想定価格は6万9800円(税込)、9月末から販売開始見込みです。