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2017/4/12 6:00

京都のお寺のワークショップ化が著しい! 新緑の絶景とともに朱印作りやマインドフルネスを体験できる「柳谷観音」とは

いよいよ行楽の季節となりました。春の爽やかな空気に触れ、ふと京都行こう、と思い立つ人も多いのではないでしょうか。とはいえ、ただ観光名所を見てまわるだけでは退屈ですし、有名どころはどこも混雑しているのが実情です。そんなときは、京都の穴場に目を向けるのもひとつの手。そこで今回は、注目スポットとして、京都の南西に位置する長岡京市の「柳谷観音 楊谷寺」を紹介します。

 

ゴールデンウイーク中は名勝庭園と寺宝を公開

↑上書院からの眺望
↑上書院からの眺望

 

眼病平癒の祈願所として、平安時代より多くの人々に信仰されてきた柳谷観音では、ゴールデンウイーク期間中の4月29日(土)から5月7日(日)まで「柳谷観音 新緑ウイーク」を実施します。

 

期間中は月に1度しか公開しない「上書院」を特別公開。同所から眺める名勝庭園(浄土苑)の新緑が楽しめるほか、オリジナルの青葉の押し花朱印を授与します。また、美人画をテーマとし、未公開の寺宝を公開。日本画家・伊藤小坡の「初春」や美人画で知られる日本画家・梶原緋佐子の「佳き人」などを公開します。

↑書院と庭園
↑書院と庭園

 

押し花朱印作りからマインドフルネスまで多彩な体験を用意

また、 豊富なワークショップ(体験型講座)が楽しめるのが、同山の魅力。押し花朱印作り体験会では、特別に3種類の御朱印に押し花をあしらう体験ができます。押し花作家の指導のもと、世界で1つのオリジナル朱印を製作できるほか、オリジナルの慈眼アメや千眼茶も楽しめます。4月30日11時~の開催で、参加費3500円。所要時間は約1時間半。事前予約が必要です。

↑鮮やかな押し花朱印
↑押し花朱印

 

29日限定で実施するのは、アロマストーン作り体験。カラフルな紙粘土を混ぜて、簡単に好きな形を作って楽しむことができます。参加費は1200円。

↑アロマストーン
↑アロマストーン

 

そして、5月5日11時~開催されるのが、マインドフルネス体験ワークショップ「ストレスを上手に対処する方法を学ぶ」。マインドフルネスとはアメリカで人気の瞑想の一種。ストレス対処法の1つとして医療・教育・ビジネス・スポーツといったさまざまな現場で実践されており、スティーブ・ジョブズが実践していたことでも知られています。今回は、NPO法人人間性探究研究所認定のマインドフルネス道指導マスターを講師に招き、マインドフルネスを体験して、日々の生活に取り入れる方法を伝えるといいます。参加費は2160円。

 

さらに、4日10~14時に阿弥陀堂で琴と尺八の演奏会と体験会も開催し、こちらは子どもでも体験できるとのこと。と、このように押し花朱印作り体験会、アロマストーン作り体験、マインドフルネス体験、琴と尺八の演奏会・体験会と、歴史あるお寺ながら盛りだくさんの企画を用意している点が斬新です。いまやお寺も文化財の拝観料に頼るだけでなく、積極的に集客する時代になったようですね。我々も、どうせならこの流れを存分に活用して大いに楽しんでしまいましょう。

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↑奥の院