ライフスタイル
2017/4/28 21:00

ペットボトルは絶対必要? 制限すべき? 「ソーダストリーム」の面白い取り組み

全世界で毎日約15億本が消費されているというペットボトル。便利な反面、その多くが川や海、湖などに投棄されており、重大な環境問題になっていることをご存知でしょうか? もちろん、一部はリサイクルされていますが、リサイクルするためにはペットボトルを新たに作るよりも多くの資源を必要とするため、エコではないという主張もあります。このペットボトルを取り巻く環境問題について、 世界的な炭酸水ブランド「sodastream(ソーダストリーム)」が、ペットボトルは必要か否かを問うイベントを開催。その結末やいかに!?

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↑ソーダストリームは、普段の水をわずか数秒で炭酸水にできる炭酸水メーカー。1杯あたりにかかるコストはペットボトルの炭酸飲料を買うよりも圧倒的に安く、しかもゴミを出さないという点が魅力です

 

今回のイベントの趣旨は、家庭で炭酸水を作ることで、使用するペットボトルの数を減らしていこうという同社の訴えを広く知らしめること。イベントでは、ソーダ繋がりで出演した浅野忠信さん率いるSODA!の面々によるライブやペットボトルの利用がアリかナシかを問うディベート対決などが行われました。

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↑「GET POWER!」など4曲を披露。写真はボーカルを担当する浅野忠信さん

 

メインイベントのディベート対決では、ペットボトル使用推進派として、タレントのカンニング竹山さんが登場。かたやペットボトル制限派にはミュージカル俳優の岡幸二郎さんが登場しました。判定役として、環境評論家の武田邦彦教授も参加。

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↑ディベート前に睨み合うカンニング竹山さんと岡幸二郎さん

 

ディベートでは利便性を全面に押し出すカンニング竹山さんに対して、環境保護を訴える岡幸二郎さんの熱い舌戦が繰り広げられました。時折、解説として武田教授がコメントしますが、明らかに環境保護派よりの発言にカンニング竹山さんは徐々に追い詰められていきます。

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↑判定役として中立な立場のはずの武田教授ですが、「ペットボトルを1本リサイクルするのに、新たに8本分の資源が必要だからエコではない」など、ペットボトル制限派に有利な意見を展開

 

そして、最終的にカンニング竹山さんは、「ペットボトルを使わないと日本経済が破綻する」という超理論を持ち出し、ディベートは泥沼の様相を呈してきました。

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↑イベントの趣旨からも明らかに不利な立場ながら、それでもペットボトルの必要性を説くカンニング竹山さん。ペットボトルがなくなると、ペットボトルを使った小顔ダイエットができなくなったり、ネコ避けができなくなって街にネコがあふれかえったり、小学生がペットボトルを使った笛を作る工作ができなくなったり、といったことが要因で日本経済が破綻すると熱弁します

 

どう着地させるのかハラハラしましたが、最後はソーダストリームのアンバサダーを務めるシャーロット・ケイト・フォックスさんが登場し、ソーダストリームを使うことでペットボトルの使用を軽減できると訴えてディベートは終了しました。

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↑シャーロット・ケイト・フォックスさんは両者にソーダストリームを使うことを提案。自宅で炭酸水が作れるソーダストリームを1台使うことで、何千本ものペットボトルを削減できると訴え、ディベートを丸く収めました

 

このディベートは、イベントだけでは終わらず、すべての人が参加できるようになっています。専用サイトでは、5月4日まで、ペットボトルありなしに投票できるようになっており、毎日11名にソーダストリームのスターターキットが当たります。

■投票はコチラ↓

https://www.sodastream.jp/campaign_cage/

 

ちなみにソーダストリームはイスラエルの企業で、先日行われた野球の国際大会であるワールド・ベースボール・クラシックのイスラエル代表が、ソーダストリームが躍進の秘訣だと語っていたことを思い出しました。

 

ディベートの後に登壇した同社のダニエル・バーンバウム グローバルCEOも、ソーダストリームがペットボトルの環境問題にいかに取り組んでいるかをアピールするとともに、日本とイスラエルがどちらも歴史深い国であり、さまざまな歴史的な関わりがあることについて述べていました。

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↑ダニエル・バーンハウム グローバルCEO。日本の武将が好きで、源義経、弁慶、真田幸村を敬愛していると語りました

 

会場には多くの人が訪れており、ソーダストリームの炭酸水で作ったハイボールやスプリッツァー、プレミアムジンジャーエールを食事とともに楽しんでいました。また、ペットボトルの環境問題についてのVR動画を体験できるコーナーも会場に用意。さまざまな方法で環境問題への取り組みをアピールしており、同社の本気度がうかがえます。みなさんもこの機会に、ペットボトルと環境問題について考えてみてはいかがでしょうか?