イタリアで2017年国民的ベストセラーとなった東京賛歌本「I♡TOKYO」の日本語版が発売中! その発売を記念し、ラ・ピーナさんが来日し、なんと「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)で授業をやっちゃいました! 日本人でさえ気がつかない東京の魅力を、「日本のおもてなしサービス」という形で、ランキング紹介してくださいました!
さてまずは「I LOVE TOKYO」の基礎情報
◎ラ・ピーナさんはイタリア人ならほとんどの人が知っているスーパースター
◎「I LOVE TOKYO」」の原書は、イタリアで5万部を突破して社会現象化!
◎なんとノンフィクション部門9週連続一位を記録!
◎この本の効果で、イタリアからの訪日客が増加(イタリア商工会議所談)
◎大成功を受け、第二弾「I LOVE JAPAN」を現在執筆中
◎お父様が有名建築家のアンドレア・ブランツィ氏。寄稿文あり。
それから著者、ラ・ピーナさんとは?
ラ・ピーナ LA PINA
ラジオ局Radio Deejayの帯番組「ピノッキオ」の司会者。ディエゴとラ・ヴァレをパートナーに3人で繰り広げるトークが大人気。ラッパーとして活躍したのち、ラジオDJへ情熱を傾ける。日本への情熱も満載で、12歳のときから、最低毎年1回は日本を訪れている。好きな街は巣鴨。
エミリアーノ・ペペ EMILIANO PEPE
ナポリ出身のミュージシャン、歌手、音楽プロデューサーで、ラ・ピーナさんのご主人。時差ボケが苦手だが、日本へ行くのをやめられない。本書のサウンド・トラックを担当。QRコードから視聴可能。
という感じなのです。日本、そして東京の魅力を、イタリア人ならではの視点で書いてくれているのですが、まあなんというか、これがただのガイド本とは全然違うんです!
その面白さの秘密はこの5点!
①内容がいまどきで、正しい
外国人による「日本論」はやや偏向的で、サラリーマンなどを面白おかしく扱うものも多いですが、本書は実にリアル。例えば…「もし、あなたたちがこの天国で道に迷ったら? パニックになることはまったくない!」と始まる“日本人への質問の仕方”。「まず最初に、にっこり微笑む。そして、地図を両手で持って、近くを通りかかる人にそっと近づく。叫んではダメ。すると、日本人はなんとかしてあなたたちを助けようと、完璧なまでの道案内を試みてくれるはず。彼らの英語の発音は、私たちイタリア人と同じくらいにへんてこだけど、忍耐強く話し合えばきっと通じるから!」
②意外な視点が面白い
日本人がまったく何も思わない点をフィーチャーしていて面白い。「日に出る国は、タオルに統治されています。あなたも、必ずやタオルにひれ伏すことになるでしょう。季節によって、熱々だったりヒヤヒヤだったり、湿ってたり、紙製だったり布だったりしながら、タオルがあなたの到着を待っています」。え、そうなの? そんなのどこの国でも一緒なのでは……でも違うみたい! たとえば居酒屋などで、トイレの後にもおしぼりをくれると言うのは、大変丁寧で清潔な文化なのです。
③徹頭徹尾日本を愛しリスペクトしている
日本人は思いもよらないような、イタリアからの絶賛が得られるのも大きな特徴。「日本人の美しさは生まれつきで、イタリア人にはないんだもの。でも、彼女たちみたいにきれいになれる気がするから、日本風のケアをするのに夢中になっています」なんて! 日本人からしてみると、イタリア人女性は美の象徴! くらいに思っているのに、実際は逆もそう思っているみたい。ファッションについても多く言及…というか、絶賛してくれちゃってます!
④ラジオDJらしくとにかくポップ!
「えー、ところで、カンパイ! ですが、イタリア語で何ていうかを聞かれたら、“チン・チン!”ではなく、“サルーテ!”を推奨します。なぜなら、チン・チンは、日本語の意味は、“カッツォ(おちん○ん)”だから。ちなみに、この手のお店はいつも安いとは、限りません。笑って笑って、冗談を飛ばしあって、カンパイしまくって……楽しんだ最後に、お会計に平手打ちされることも。カッツォ!」。この辺のノリの良さはラジオDJならでは! ウイットに富んだ表現も楽しめます。
⑤イラストがキャッチ―でかわいい!
日本人が見ても楽しくキュートなイラストが満載! 実はこのイラスト、ラ・ピーナさんのご友人のイラストレーターさんによるもの。イタリア人なんだけど、なんだかタッチが日本的というか、超可愛い!
では最後にラ・ピーナさんから日本の皆さんへのメッセージをお届けします!
「初めて日本を訪れたとき、まさにひと目惚れでした。あの頃の私がイメージしていた未来と似ていて、私の家からこんなにも遠いのに居心地良くて、優しい国。あれから、何度も日本を訪れてるけど、あのときの気持ちは、今も忘れられない。そして、これからもきっと、忘れることはないでしょう。
愛する日本で、日本への想いが詰まった本が出せるなんて、ものすごい興奮と恥ずかしさでいっぱいです。まるで、大好きな男の子に告白するときみたい。気持ちを伝えられるのは嬉しいけど、もしかしたら断られてしまうかも。でも、グイグイ攻めるのがイタリア女性の恋愛流儀。
だから…先に言うわ。
東京さん、愛してる!
I LOVE TOKYO!」
【書籍情報】
書名:I LOVE TOKYO
著者: LA PINA(ラ・ピーナ)
翻訳:岩田デノーラ砂和子
価格:本体1200円+税
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