村上春樹さんの装丁、イラストを手掛け、2014年に亡くなった安西水丸さんの大規模作品展が 2016年6月17日(金)~7月10日(日)、京都駅内 ジェイアール京都伊勢丹7Fの美術館「えき」KYOTO で開催されます。
安西水丸さんは、イラストレーターとして1970 年代より長年にわたり活躍。漫画、絵本、小説やエッセイの執筆、翻訳など、枠にとらわれることのない多様な活動をしながらも、心には「イラストレーターであることへの誇り」を常に持ち続けていたことで知られています。安西さんの作品は画面の要素をできる限り削ぎ落としながらも、柔らかくユーモアに溢れ、ときに優しく、ときに鋭く、みる者を魅了しました。
本展覧会では「小さい頃よりずっと絵を描くことが好きだった」と語る安西の幼少期から晩年に至るまでの足跡を、イラストレーションの作品を軸に辿ります。また、公私にわたり親しい間柄だった嵐山光三郎、村上春樹、和田、三氏との仕事も紹介。特別展示として「身の回りの宝物(愛用品)」も公開します。
また、同氏初の作品集「イラストレーター 安西水丸」も発売。作品点数が約600点、240ページの大容量となっています。
「イラストレーター 安西水丸」
判型:186×257 B5判
ページ数:240P、オールカラー
販売価格:2500円を予定
作品点数:約600点
発売日:6月下旬
発行所:株式会社クレヴィス
ISBN: 9784904845639
■作品集&展覧会構成
第1章 ぼくの仕事
装丁・装画/絵本/漫画・雑誌・エッセイのカット/広告/その他グッズ・立体物など
多様な仕事を資料をまじえ紹介します。
※原画と印刷物の展示。
第2章 ぼくと3人の作家
嵐山光三郎/村上春樹/和田誠
三氏との交流のなかで生まれた作品たちに焦点をあてます。
第3章 ぼくの来た道
①幼少期~青年期にかけての作品を展示。イラストレーターになることを夢みていた
氏の子ども時代、学生時代、社会人時代に焦点をあてます。
②愛用品の数々
スノードーム、ブルーウィロー、万年筆、パイプ、めんこetc
第4章 ぼくのイラストレーション
安西水丸が描いた初期から晩年に至るまでの原画や本展のために復刻制作された
シルクスクリーンなどを展示します。
■展覧会概要
タイトル:「イラストレーター 安西水丸」展
会場および会期:美術館「えき」KYOTO (京都駅内 ジェイアール京都伊勢丹7F)
2016年6月17日(金)~7月10日(日)
主催:美術館「えき」KYOTO / 京都新聞
監修:安西水丸事務所
協力:嵐山オフィス、村上事務所、和田誠事務所
東京イラストレーターズ・ソサエティ、SPACE YUI、
クリエイションギャラリーG8(リクルートホールディングス)
企画協力:クレヴィス
作品点数…約600点(予定) 数多くの仕事、またイラストレーションの作品を中心に展示。
愛用品の特別展示を含む。
入館料(税込)一般:800 円 / 高・大学生:600 円 / 小・中学生:400 円
※展覧会はほか巡回予定
★関連イベント:ギャラリー・トーク “水丸さんとのおもいで”
会場:美術館「 えき」 K Y O T O
6/18(土) 13:00 から ゲスト 嵐山光三郎氏(作家)
6/22(水) 18:30 から ゲスト 小山薫堂氏(放送作家、脚本家)
※各回約30 分。館内にてマイクを使用しお話をしていただきます。
※事前申し込み不要。ご参加は無料ですが、美術館入館券は必要です。
※混雑した場合は、入館制限をさせていただく場合がございます。