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2019/2/1 20:00

「セブンスター」50周年。あまり知られていない蘊蓄をいくつか紹介。

 1969年の発売以来、紙巻きたばこの人気ブランドとして愛され続ける「セブンスター」が、本日2月1日に生誕50周年を迎えました。それに先立ち、1月には限定パッケージを数量限定で発売。この限定版には、「50th」の文字がプリントされ、裏面には各時代を代表する4つのデザインを採用しています。

 

一番左が表面のデザイン。裏面は左2番目から、同シリーズが発売された1969年の「人類初の月面着陸」。1980年代を象徴するデザインとしてディスコブームで「お立ち台で踊る女性」、1990年代は「ポケベルの数字暗号(119221044513=ありがとう)」、2000年代は2005年に三冠馬なり、競馬ブームを盛り上げた最強馬「ディープインパクト」が描かれています。

 

セブンスターは昭和50年~52年、平成20年以降は売上ナンバーワンを獲得しており、知名度が高い商品ですが、これまであまり歴史や裏話などは語られてきませんでした。そこで、本記事では同ブランドの意外に知られていない薀蓄について紹介していきます。

 

【薀蓄01】発売当初、セブンスターにはブランディング戦略がなかった

21世紀の現在では、というか20世紀だとしてもプロダクトはブランディング戦略を策定して展開していくのが一般的です。それが、その会社の主力製品であれば、なおさら。しかし、発売からしばらくセブンスターにはそれがありませんでした。1969年当時、たばこは軽い喫味のニーズが求められており、セブンスターはJTで初となる「チャコールフィルター」の採用、さらにブレンドもチャコールフィルターに合う独自のドメスティックブレンドで発売。マーケットインの発想ではなく、徹底したプロダクトアウトの発想で勝負したのです。

 

結果は、発売6年後にはハイライトを抜き、売上ナンバーワンに。当時、品不足になるほどの大人気を博しました。その後、マイルドセブン(当時)が登場して、時代のトレンドに対応したブランディングを実践していくのは、発売から20年経ってから。ブランディングがなくても、味の本質を追求してユーザーからの支持を得る――セブンスターから醸し出される「独立独歩」のイメージは、その生い立ちと深く結びついています。

 

【蘊蓄02】ネーミングが「白樺」になった可能性もあった

ブランディングなしで開発されたセブンスターですから、ネーミングもコンセプトを持たないまま候補が挙げられていきました。ネーミングの候補として最後まで残ったのが「白樺」だといいます。もし、白樺の名前が採用されていたら…、現在のようなロングセラーにはならなかったかもしれないと想像しつつ、ちなみに、セブンスターという名称も正確な由来は残っていないそうです。

 

【蘊蓄03】パッケージの星の数はもともとは3189個

日本で初めてチャコールフィルターを採用したセブンスターは、その名の通り「星」をモチーフとしたパッケージが大きな特徴です。このパッケージは1969年の発売当初から基本デザインを変えることなく続いている希少な存在であり、初代パッケージには3189個もの星が使われていました。現在は、注意文言を掲載する関係から星の数は2600個程度まで少なくなっています。

【蘊蓄04】CMキャラクターの印象が薄い

過去に放映されたたばこのCMを思い出してみると、キャビンは松本恵二さんや三浦友和さん、キャスターは藤 竜也さん、キャスターマイルドは加賀丈史さん、ラークはジェームズ・コバーンさんや高倉 健さんなど時代を飾った有名人の顔を思い浮かびます。一方で、セブンスターのCMキャラクターは出てこないのではないでしょうか? その理由を広報担当にお聞きすると「当時の専売公社の戦略上、マイルドセブンに力を注いでいたのでセブンスターの広告キャラクターにお金をかけられなかった」というのが理由のようです。しかし、予算の少なさがキャラクターのイメージを固定することなく、常にスタンダードな存在でいられる要因なったことは間違いありません。“災い転じて福となす”ですね。

 

【蘊蓄05】地域や世代によって異なる呼び名がそれぞれ

セブンスターが愛される理由のひとつが愛称。地域や世代によって異なるもののセブンスターは「セスター」、「セッタ」、「ブンタ」などと呼ばれ、70年代から80年代の若者たちのスラングでもありました。先輩から「ブンタ買ってこい」と言われた経験を持つ読者もいるのではないでしょうか。

  

半世紀という長きにわたり愛され続けてきたセブンスター。時代に流されず、常にスタンダードな存在として愛煙家たちとともに歩み続けた50年。時代を彩った限定パッケージをコンプリートしてみてはいかがでしょうか。

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