ライフスタイル
2020/4/22 17:30

良いイヤホンはビデオ会議にも使える! オーディオライターが愛用中の「在宅勤務にも役立つオーディオ」など

筆者は都内在住・フリーランスの記者兼ライターです。新型コロナウィルスの影響が広がる以前は、平日はほぼ毎日外出してインタビューで人に会い、発表会やイベントで取材したことを即レポートにまとめて夜遅くに帰宅するという宅外テレワークスタイルを基本にしていました。

 

緊急事態宣言が発出されてからはなるべく家で過ごすようにしているので、働き方を在宅ワークスタイルに切り替えるために毎日奮闘しています。本記事では、自分の専門分野でもあるオーディオ系アイテムを中心に、在宅中に重宝しているアイテムをご紹介します。

 

意外に使える・ビデオ会議にハマる。最適なワイヤレスイヤホン選びが楽しい

白状してしまうと、ビデオ通話のアプリやサービスは出張の時に家族と話をしたり、海外に暮らす友人とたまに他愛のない会話を交わすためにしか使ったことがありませんでした。Zoomが話題になった当初は、ギターのエフェクターを作っている会社が一旗あげたんだねと勘違いしていました。

 

使ってみるとビデオカンファレンスはとても便利ですね。製品の開発者にお話を聞く時に、実際のモノを目で見て触れない難点もありますが、その点を除けば仕事にも不自由なく使えるほどに実用的なツールであることがよくわかりました。コロナ禍が収まってきたら、海外に暮らす開発者にも直撃インタビューを依頼して実現する機会が増えそうです。

 

ビデオカンファレンスには「iPad Pro」と「AirPods Pro」の強力タッグを活用しています。iPad Proは画面の大きな12.9インチの方です。会議の相手が画面に資料などを映してくれた時に電源+音量ボタンの同時押しで素速く画面キャプチャが撮れるので、資料集めが素速くできます。先月行われたNTTドコモやauのオンライン発表会の視聴にも大活躍してくれました。

 

↑ビデオ会議によるインタビュー取材が増えて、大活躍中の「iPad Pro」と「AirPods Pro」のコンビ

 

AirPods Proはノイズキャンセリング機能をオンにすると会議の音声に集中できるし、反対に宅急便が来たり、電話が鳴った時にも反応したい場合は外部音取り込み機能の方をオンにして使っています。

 

ゼンハイザーの新しい完全ワイヤレスイヤホン「Momentum True Wireless 2」もマイクの性能が良いイヤホンなので、カンファレンスの相手に「今日は声が聞きやすいですね」と褒められたこともありました。今後、ビデオカンファレンスを使いこなせることがビジネスパーソンの常識になった時には、ノイズキャンセリング機能を搭載していて、なおかつ「マイク品質の良い」イヤホンが仕事の必勝ツールとして注目されそうです。

 

着けて音楽を聴きながら、家族の呼びかけに応答できるイヤホンがある

筆者はオーディオを専門分野のひとつとしているので、自宅にけっこうな種類と数のイヤホン・ヘッドホンがあります。コンサートで曲ごとに何度も演奏するギターを変えるミュージシャンのように、普段は音楽を「ながら聴き」するためのイヤホンをシチュエーションごとに着替えて楽しんでいます。

↑筆者宅にある完全ワイヤレスイヤホンの一部。「ヤッターマン」のように今週はどのメカ(=イヤホン)で出動するか選ぶ楽しみは、在宅ワークが続く中でも色あせていません

 

皿洗いや掃除・選択など、家の中を歩き回りながら家事をこなす時には耳を塞がないイヤホンの方が安全だし、家族からの呼びかけにもすぐに反応できます。家の中で過ごす時間にも一人で自分の好きな音楽が聴けるし、「妻に話しかけられたのに、イヤホンをしていたせいでガン無視。ケンカ勃発」なんてハプニングも避けられます。ぜひ開放型のイヤホンは1台持っておきましょう。

 

↑キッチンに立つ時は、音楽が耳元でしっかりと聴けて、家族からの呼びかけにも対応できる開放型イヤホンの「Xperia Ear Duo」が活躍します

 

筆者のオススメは、ソニーの「Xperia Ear Duo」か、ボーズのスピーカー付きメガネ「Bose Frames」です。Xperia Ear Duoはボイスガイドを声優の寿美菜子さんが担当する「血の通ったイヤホン」。Bose Framesは、基本は度なしのサングラスなのですが、JINSに持っていって相談したら形の合う交換レンズをすぐに作ってくれました。音も良いので、普通に家の中で音楽を聴く用途にも向いています。

↑レンズをサングラスから度付きに変えたら使えるシーンが驚くほどに増えた「Bose Frames」。音が良いです

 

オンキヨーが開発した健康マクラ。音は出ません

筆者は40代に突入してからというもの、体を動かすことをサボっているとあっという間に関節にガタが来て筋力も落ちてくる実感が沸いてきました。在宅ワークの時間が増えてくると、なおさら劣化のスピードが加速します。あの「ビリーズブートキャンプ」が再ブレイクしていると聞いて、遠い昔に購入したDVDを探してみたのですが、どうやら見つかりそうもないので、新たに体幹を鍛えるための健康グッズを用意しました。

 

ひとつは、オーディオメーカーのオンキヨーがアンチエイジングサロン「ソリデンテ南青山」代表の理学療法士・小野晴康氏と共同開発した異色のアイテム「ミオドレ式 寝るだけストレッチ枕」です。

↑テトラポットのような形の枕がオンキヨーの「ミオドレ式 寝るだけストレッチ枕」。有名寝具メーカーとコラボした商品でもあるため、毎日使ってもヘタりません

 

このT字の枕に毎日3回/10分間、背筋を伸ばしながら横たわるだけで「大胸筋」「腹直筋」「腸腰筋」という3つのカラダの要所となる筋肉をほぐしてメンテナンスができます。“寝るだけ”というキーワードに惹かれました。仕事が煮詰まるたびに使っていますが、肩こりが少し解消された気がしています。

↑ストレッチ枕はこのように、本体の横棒に腰掛けてから、縦棒に沿うように寝そべります。重要な筋肉のストレッチと日々の鍛錬に最適

 

もうひとつは、座る椅子を思い切ってバランスボールにしました。背筋が伸びてくるし、あまり足を組まなくなるので脚部の血行も促進されます。

 

仕事以外に見るディスプレイは、目に優しい電子ペーパーに

原稿はMacやiPad Proで長時間書いているので、スマホを除くほかのデジタルディスプレイはなるべく目に優しいものにしています。例えば電子書籍を読む時にはAmazonの「Kindle Paperwhite(第10世代)」を使うようにしました。

↑Amazon Kindle Whitepaperはバックライト搭載なので、夜に寝室を暗くしても使えます

 

そもそも紙の本にすればベターなのかもしれませんが、Kindleは寝床に転がりながら読むのにも最適な軽さだし、家にいながら読みたい本を気軽に買えるところが電子書籍のメリットです。ハイセンスが商品化している電子ペーパーの画面を搭載するスマホが欲しくなってきました。日本でも発売されないかなあ。

↑ハイセンスがMWC2019に出展した電子ペーパーと液晶ディスプレイがリャンメンのスマホ。電子書籍を読むだけでなく、カメラのプレビューも電子ペーパーに映せるかなりの変わり種です。日本でも売ってたら欲しい

 

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