内見前にココをチェック! 避けたい間取り5
最近はスマホやPCを使って、現地にいる不動産会社とのやりとりをしながら内見ができるオンライン内見サービスが増えています。これを活用すれば、平日の日中でも仕事のスキマ時間に物件探しが進められます。
「物件を探す段階で、以下のような悪い気が発生しやすい間取りをなるべく選択肢から外すようにしてください。そして、オンライン内見を通じて気に入った物件は、必ず現地へ行き、日当たりや風の通り、部屋全体にこもった匂いがないか、共用部は清潔で手入れが行き届いているかなど、ご自身の五感を使って住居全体を確認することが大切です。部屋で仕事をすることも想定し、平日の日中の騒音状況を確認することも忘れずに!」(紫月香帆先生、以下同)
悪い気が発生しやすい間取り
1.鬼門の玄関
「家の中心から見て東北側は鬼門と言われる方角で悪い気が発生しやすい場所です。ここに玄関があると、悪い気が家の中に入りやすくなってしまいます」
2.鬼門の水回り
「玄関同様に、家の中心から見て東北側のトイレやお風呂、キッチンは避けた方がベター。水を使う場所に湿気がこもると、悪い気が倍増しやすくなります」
3.南側の水回り
「南側は、火を象徴する場所です。火と水は犬猿の仲なので、ここに水回りがあるのは好ましくありません。真南の浴槽やトイレ、キッチンのシンクは避けましょう」
4.南と東にひとつも窓がない
「食事をすると元気になるように、家は良い気が栄養になります。南からの陽の気や、東の発展の気が入ってこられない間取りは、家のエネルギーを停滞させてしまいます」
5.風通しが悪い
「窓が極端に少ない、間取りが入り組んでいて風通しが悪そうな場合は注意が必要です。内見時にも部屋の空気の滞りやカビ臭、化学塗料の匂いの停滞がないかを確認しましょう」
避けられないマイナス要因は、プラス要因で補う
吉方への転居が選べない、間取りにネガティブな要素があるけれど、家賃や場所などの条件が好ましく契約を進めたい、という場合は、悪い気を吸って良い気を出してくれる観葉植物を多めに取り入れたり、吉方へのおでかけを増やしたりする対処法で悪い気よりも良い気の発生が増えるように心がければOK。
「吉方位のおでかけ例を挙げると、七赤金星の方ならば、商談や友人との待ち合わせを西の方角にするとか、南方面の美容院へ行くなどの行動を心がけるのも効果的です。悪い気からの影響をゼロにすることは不可能なので、減らせないものはそのまま受け入れ、ほかのところで補えばいいのです」
「天赦日」の引っ越しは最強! 契約や転居届も開運日を狙いたい
引っ越し先の次は、引っ越し日を決める段階へ。一般的には大安や友引、先勝などの日取りがよいとされ、仏滅を避けるという六曜に沿った日取りの選び方が知られています。最近は、「一粒万倍日」や「天赦日」などの開運日を狙う考え方が広まりつつあります。開運日は「開運カレンダー」とWEBで検索すると確認できます。
「一粒万倍日とはなにかを始めるのによい日で、月に数日あります。天赦日は天がすべてを赦す日という意味で、2か月に1日くらいのペースでやってきます。このふたつが同時に起きる日は、スタートに最高の日なので、引っ越しの日に選べるといいですね。2021年は3月31日(水)と6月15日(火)がこの日に当たります。
とはいえ、引っ越しをこの日に合わせるのはなかなか難しいですよね。そんなときは、かなり前向きに考えている物件の内見日や契約日、転居日など、大きな決断の日に当てるといいでしょう。お財布を使い始めたり、銀行口座を作ったり、起業したりというアクションにも向いています」
開運日の用語説明
【一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)】
一粒の籾(もみ)が何倍にも実る稲穂になるという意味で、なにかを始めるのに良い日とされる。新居に入る、仕事を始める、新しい財布を使い始めるなどに最適な日。
【天赦日(てんしゃにち)】
百神が天に昇り天が万物の罪を赦す日とされ、最上の大吉日。引っ越し、旅行、財布の購入、宝くじの購入、起業、納車など、お金に関わるアクションに適した日。
【不成就日(ふじょうじゅび、ふじょうじゅにち)】
何事も成就しない日とされ、この日に重なった一粒万倍日や天赦日はその効果を失う。引っ越しや結婚、開店、新規契約、子どもの命名などの行動に不適切な日。
物件が決まり、引っ越しの日程も決まったら……? 続いて、鍵の受け渡しから入居日までの間に新居で行っておくべきこと、部屋ごとに入居後1か月で取り組みたいことを、紫月香帆先生に解説していただきます。