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2022/1/30 19:15

玉袋筋太郎が大正3年創業の老舗で銭湯の神髄に迫る!

〜玉袋筋太郎の万事往来
第15回銭湯「稲荷湯」の5代目・土本公子

 

全日本スナック連盟会長を務める“玉ちゃん”こと玉袋筋太郎が、新旧の日本文化の担い手に話を聞きに行く連載企画。第15回目のゲストは、東京・北区の滝野川に居を構える銭湯「稲荷湯」の5代目・土本公子さん。昭和5年に建てられた稲荷湯は、今も昭和の息吹を感じさせる佇まいで、2019年には国の登録有形文化財にも指定された。映画『テルマエ・ロマエ』(2012年)のロケ地になったことで、海外にも知られる存在となった稲荷湯で、玉ちゃんが銭湯話に花を咲かせる。

(構成・撮影:丸山剛史/執筆:猪口貴裕)

 

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こんなに良い社会科見学の場所はない

玉袋 世界遺産にしたいようなお風呂屋さんですが、歴史が相当あるそうで。

 

土本 初代は明治の終わりに石川県から東京に出て来たらしくて、駒込のお風呂屋さんを借りたのが始まりだったそうです。その後、田端に行って、滝野川に来たのは大正3年です。この建物は昭和5年に建てました。

 

玉袋 大正ってすごいね。東京のお風呂屋さんと話していると、新潟出身の人が多いってよく聞くけどね。

 

土本 新潟、石川、福井が多いと聞いています。一人が東京に出てきて、後を追って親戚も出てくるんですよね。私がちっちゃいときも、親戚で2人の女性が住んでいました。

 

玉袋 「時間ですよ」のマチャアキ(堺正章)や浅田美代子みたいなもんだね。それだけ歴史があって、維持するのも大変でしょう。

 

土本 大変ですね。もうボロボロです。

 

玉袋 大抵お風呂屋さんって言ったら、マンションにしちゃって1階をお風呂屋さんにして、サウナを設置するところが多いじゃないですか。この高天井も今は珍しいよ。やっぱりお風呂屋さんの天井が高いのはいいよね。庭には池があって、すべての良い雰囲気が整っているじゃないですか。

 

土本 ありがとうございます。

 

玉袋 冬なんて風呂上がりに庭に出ると気持ちいいんだよな。お風呂屋さんって仕事は本当に大変ですよ。掃除、メンテナンスもしなきゃいけないしね。

 

土本 お客さんが清潔にする場所だから、そこを怠ることはできないですよね。今は主人と私、それにバイトが来てくれて掃除をしています。バイトがいないときは、私の妹が手伝ってくれますね。

 

玉袋 そんな中でコロナ禍があって、客足の影響はあったんですか?

 

土本 やっぱりありますよ。うちは終電まで営業するということで1時15分まで営業していたんですけど、コロナ禍で夜のお客さんが減ってしまったので、今は24時半で閉めています。

 

玉袋 それでも24時半までやられているのはありがたいですね。その時間なら夜帰ってきて銭湯に入るってこともできるからね。待合室にはお子ちゃま向けの本やおもちゃもありますけど、子連れの若いお父さんも来るんですか?

 

土本 ぬるいお風呂を作ってから子連れの方は増えました。昔は湯舟が2つしかなくて、熱いのと、ものすごく熱いのだったんです(笑)。

 

玉袋 ものすごく熱いお風呂は何℃なんですか?

 

土本 46.5℃ぐらいですね。

 

玉袋 それは熱いわ。熱湯風呂だよ。

 

土本 しかも、大好きな人は水で埋めないんですよ。だから叫び声が聞こえてくることもあります(笑)。多少は水で埋めてもいいんですけど、ものすごく熱いお風呂は埋めると怒る人が多いですね。

 

玉袋 そりゃあ埋めたら主は怒るよ。その他の温度はどれぐらいですか?

 

土本 熱いほうが43℃、ぬるいほうが38℃ぐらいです。

 

玉袋 やっぱお風呂屋さんは、ものすごく熱くなきゃね。俺はちっちゃいころから銭湯に行ってたんだよね。ガキ同士で来て、「次はどこに遊びに行く?」「どこで悪さをする?」って作戦会議をする場でもあったし、反省会をする場でもあったんだ。年を重ねていくと、また違った見え方になるし、たとえばお年寄りの生存確認もできるしね。

 

土本 本当そうなんです。しばらく来ない高齢のお客さんは「元気かしら?」って心配になります。

 

玉袋 お子様を連れてくるお父さんは、家にお風呂があっても絶対に来るでしょう?

 

土本 そうなんです。

 

玉袋 こんなに良い社会科見学の場所はないよね。

 

土本 いろんな方が入ってらっしゃいますからね。中にはガラの悪い方もいらっしゃいますし(笑)。

 

玉袋 全身に彫り物が入っている人とかね。そういうのを目の当たりにして学ぶこともあったもんね。

 

――銭湯は入れ墨が入ったお客さんでも入れるんですか?

 

土本 大丈夫ですよ。

 

玉袋 スーパー銭湯と違って銭湯は大丈夫なんだ。前に鳶の頭をやってるおじいちゃんとスーパー銭湯に行ってさ、そのおじいちゃんに彫り物が入っているのを知らなくて、全部脱いでから「こりゃダメだ。入れねえ」ってことで、慌てて服を着せたこともあったよ(笑)。

 

土本 別にいいのにね。よく「入れ墨が入っているんですけど大丈夫ですか?」って電話がかかってきますけど、事前に確認してくる人は、たいがいは小さなタトゥーが入っているだけのことが多いんですよね。全身に入れ墨が入っていてもマナーさえ守ってくれれば問題はないんですよ。

 

玉袋 そのほうがマナーを学ぶにもいいんだよ。俺もせがれが小さいときは、いつも連れて行ったもん。「いいか。ディズニーランドに行くよりも、お風呂屋さんのほうが面白いんだから。いろんなキャラクターがいるだろ」って言ってね。大きな傷のある奴や、刺青の入った奴もいる訳だからね。こっちのパレードのほうが面白いんだから(笑)。それに子どもとお風呂に入れば、学校での出来事も分かったりするんだ。たとえば体に痣や擦り傷があったら、いじめに遭ってるかもしれないって察知できるからね。

 

土本 他人同士でも、もしかしたら家庭でDVに遭ってるかもって気づけますしね。

 

5代目の少女時代のあだ名は「番台党の覗き見子」

玉袋 初めて仕事をする人と何回か飲みに行くじゃない。でも、それだけじゃ、そいつの腹の中が分からないこともある。そういうときはお風呂屋さんに一緒に行っちゃうんだ。裸になっちゃえば、ちんぽのデカさも分かるからね。俺が威張っていたら、そいつのほうがデカくて、逆に威張られて政権交代したりさ(笑)。

 

土本 男の人って、そういうのを気にするみたいですね。改装する前に、洗い場の鏡の下が開いていたんです。それで「対面にいる人に見えるから嫌です」って言われたこともありました。

 

玉袋 敵を視察するって意味でも、あの隙間があったほうがいいんだけどな。いろいろお風呂屋さんのスタイルも変わっているけど、今は番台もなくなっているでしょう。

 

――稲荷湯さんのように番台がある銭湯は少なくなりましたよね。

 

土本 よく言われます。だいぶ番台も減っちゃいましたからね。

 

玉袋 一度は座りたい番台だよ。スケベ椅子か番台かってぐらい憧れだったね。

 

土本 ぜひ、後で座ってみてください(笑)。

 

玉袋 長い間、番台に座っていると、子どもが大人になっていく姿も見えて面白いですよね。

 

土本 面白いですね。私はここで生まれ育っているので、学校で足し算引き算を覚えた段階で、番台に座らせられました。

 

玉袋 即戦力だ!

 

土本 そうすると同級生の男の子も来る訳ですよ。私も嫌でしたけど、相手はもっと嫌でしたでしょうね。「番台党の覗き見子」というあだ名を付けられたこともあります(笑)。

 

玉袋 うん! 上手いね。

 

土本 その当時は街の選挙演説に合わせて「番台党の覗き見子」と言われて嫌だったんですけど、振り返ってみたらセンスがあるなと。

 

玉袋 ここに来て、まず懐かしかったのが脱衣所の籠。昔はロッカーなんてなくて、お風呂屋さんは全部これだったからね。今日、久しぶりに見てうれしくなっちゃった。

 

土本 風呂桶も昔ながらの木製で、毎年1月2日に新しいものに替えるんです。これは昔からの習慣で、祖父も父もそうしていたので、今も守り続けています。

 

玉袋 ケロリンじゃないところがこだわりですよね。

 

土本 どうしても1年経つと箍(たが)が緩んでくるんですよね。

 

玉袋 家庭と違って使う頻度が違うからね。風呂桶のカラーンって音とかさ、ああいうのが良いサウンドなんだよな。風呂上がりのコーヒー牛乳も含めて、すべてがいいですよ。そういや、俺が小学校高学年のときに、1個上の悪い奴が女湯を覗いて捕まっちゃってさ、俺まで一緒に怒られてひでー目に遭っちゃったんだ。今は何歳まで男湯と女湯を行き来できるんですか?

 

土本 ちょうど今年の1月1日から7歳までになったんです。以前は10歳ぐらいまで大丈夫だったんですけど引き下げられました。

 

玉袋 昔はお父さんが同級生の娘を連れてきちゃって、けっこう参っちゃうことがあったよ。あと、いつも一緒に行ってた仲間が、「今日は銭湯に行けないんだよ」って言うから、「何だよ付き合い悪いな」って他の仲間と一緒にお風呂屋に行った訳。そしたら女湯のほうから、そいつの声が聞こえてくるんだ。「あの野郎、俺たちの誘いを断って女湯に入ってたのか。バカ野郎」なんて言い合ってね。お風呂屋さんをやってると、なかなか旅行にも行けないんじゃないですか?

 

土本 そうですね。初めて海外に行ったのも新婚旅行でした。飛行機に乗ったのも、そのときが初めてでしたね。うちの父なんて飛行機に乗ったこと自体ないです。

 

玉袋 昔のお風呂屋さんと言えば薪でしたけど、今はガスですか?

 

土本 7、8年前からガスに替えました。

 

玉袋 高層マンションが増えて、薪だと近所迷惑になるから減ったって聞いたんですけど本当なんですか?

 

土本 事実ですね。どうしても風向きによって煤が飛んでしまうみたいで。

 

玉袋 だけど、やっぱりお風呂屋さんと言えば煙突だよ。

 

土本 うちも煙突はまだ残っているんですけど、昭和5年の開業当時からのものだったので、このままだと危ないということで何かあっても倒れないぐらいの高さにしています。

 

玉袋 よく戦争を生き残ったね!

 

土本 近くに旧中山道がありますけど、そこを境に稲荷湯のある側は焼けなかったんです。向こう側は全部空襲で焼けたと聞きました。焼けて何もなくなって、大塚駅が見えたらしいですからね。

 

玉袋 サバイブ感がすごいね。男湯には定番の富士山が掲げられていますけど、今は富士山の絵(壁画)を描く人も少なくなっているんでしょう?

土本 そうですね。ずっと描いていただいていた方が数年前に亡くなって、違う方に描いてもらっています。過去に女湯が富士山で、男湯が瀬戸内海だった年もあって、そのときは「男湯に富士山を返せ」ってお客さんがいました(笑)。

 

――今の富士山は、いつ描かれたものなんですか?

 

土本 2020年の11月です。どうしてもカビちゃうので、毎年描いてもらっているんですけど、今回は長く持っていますね。下地をきれいに描いてもらったのが良かったみたいです。

 

銭湯は最高のアミューズメントパーク

――お客さんは常連さんが多いんですか?

 

土本 そうですね。ただ最近は銭湯巡りがブームなので、お友達同士で来る若い方も増えています。なので私も頑張ってTwitterをやっているんです(笑)。それを見て来てくれるお客さんもいらっしゃいますね。

 

玉袋 この界隈だと、風呂上がりに一杯行けるお店もたくさんあるからね。それもお風呂屋さんと1セットだよね。いわば旅打ちみたいなもんだな。俺自身、地方に行ったら銭湯に入るもんね。地方はまだ煙突が健在なところも多いから分かりやすいんだ。薪からガスに替わったことで、女将さんやご主人の疲労度も全然違うでしょう?

 

土本 全然違います。薪のときは2トン車が駐車場にドンと薪を落っことして、それをみんなで片付けて、その薪を父が伐って短くしていました。

 

玉袋 一から薪でお風呂を焚くには、どれぐらいの時間がかかるんですか?

 

土本 季節にもよりますけど、開店の2時間ぐらいから焚いていました。その1時間ぐらい前から薪の準備もありますしね。ガスは冬場でも1時間半ぐらいで焚けます。

 

――薪は常に監視する必要もありますしね。

 

土本 そうなんです。ガスなんてスイッチでポン! ですから(笑)。

 

玉袋 水は地下水ですか?

 

土本 はい、井戸水です。井戸水のほうが水道水よりも柔らかいみたいですよ。ただ、いろんな場所でマンション工事をやっているから、だいぶ井戸水の質も落ちているんです。特に地盤改良材というのがダメで、その影響が大きいみたいです。まだ水量は問題ないんですけど、水が黒く濁って色が悪くなっていて、そこに悩んでいます。そもそも、この辺の水は濾過をしないと茶色っぽいんですよ。

 

玉袋 毎日、一番風呂を目当てに入りに来るおじさんはいらっしゃいますか?

 

土本 いらっしゃいます。戸を開けたそばから入ってきますからね(笑)。

 

玉袋 一番風呂はいいんだ。俺が好きなのは、早い時間に入って、まだ蛍光灯を点けてない状態。窓から太陽の光が差し込む時間にお風呂に入るのが最高なんだ。もうタマらないね。幸せを感じる瞬間だよ。うちの近所で1年半前ぐらいに銭湯がリニューアルオープンしたんだけど、初日に行ったら人がたくさん並んでいる訳。家からタオル一丁で行けるような距離の俺が30番目だよ。ところが脱衣所に入ったら、みんなモタモタしているんだ。俺なんて1、2で脱げるから、30番目なのに一番乗りで「やったー!」なんて喜んじゃっだよ。

 

土本 「初窯は中気のまじない」って聞いたことがありますか?

 

玉袋 なんすかそれ?

 

土本 私も祖母や昔からのお客さんから聞いたんですけど、「傷んだ窯を直した後、新しい窯で最初に焚いた『初窯』の一番風呂に入ると、中気にならない」って言われているんです。

 

玉袋 おお! 確かに、その一番風呂に入ってから手も震えないよ。いい話だ。おばあちゃんって言えば、小さい頃にお風呂屋さんでおばあちゃんに抱かれて頭を洗ってもらって、「熱い、熱い」って言ってた記憶があるね。

 

土本 うちの子どもも家では、ここのお風呂しか入ったことがないですからね。生まれて1か月ぐらいから入れてました。今でも毎日、会社帰りに寄って、お客さんに交じって入ってます。

 

玉袋 昔は髪の毛を洗うと別料金ってルールもありましたよね。

 

土本 ありました。男湯はなかったんですけど、女湯だけですね。髪の毛が長いからなんでしょうけど、料金表に「洗髪代」って書いていました。それで洗髪したいお客さんには10円払ってもらって札を渡すんです。当時は粉のシャンプーも売っていました。

 

玉袋 嫌な客で、毛染めしたまま来る奴もいたけどね。

 

土本 それは基本的にお断りしますね(笑)。「入ってもいいけど、お風呂には入らずにシャワーだけにしてください」と言います。昔はお風呂場で髪の毛を染めている人もいましたけどね。

 

玉袋 昔は大らかだったからね。昔話だけど、誰かが使った髭剃りを、また使うなんて時代もあったからさ。

 

土本 ブラシも消毒せずに置いといて、勝手にみんなが使ってましたからね。

 

玉袋 近所の銭湯には、まだぶら下がり健康器があるんだけど、昔はハンドルの付いたマッサージ器や、ベルトの付いたマッサージ器も置いてあったよね。

 

土本 ハンドルの付いたマッサージ器は女湯に今もありますよ。でもハンドルが壊れちゃって、自分で押さえてないといけないんです(笑)。

 

玉袋 あと小さいころからお風呂屋さんで憧れていたのが、棚をキープすること。あそこに置けるようになると地元の黒帯だよ。

土本 こだわりのある人は月幾らでロッカーをお貸ししているんですけど、お年寄りは気にしてない方が多いですし、いちいち洗面道具を持ってくるのも大変なので「置いておいてもいいですよ。その代わり自己管理してください」と言ってます。

 

玉袋 籠が主流の時代は鍵なんてなかったからね。

 

土本 だから当時はみんな銭湯代ぐらいしか持ってこなかったですよね。大きいお金を持ってきたら野暮だって言われていました。あと貴重品は番台で預かって、ゴムの付いた番号札を渡していました。

 

玉袋 ちなみにお風呂屋さんの値段って誰が決めているんですか?

 

土本 東京都です。うちはタオルとボディソープを無料でお貸ししています。バスタオルは100円ですけどね。

 

玉袋 タオル1本でいいんだよ! これ1本で何でもできるんだから。稲荷湯さんの長風呂の最高記録はどれぐらいですか?

 

土本 3時間ぐらい(笑)脱衣所で涼むこともなく、ほぼお風呂場にいるんです。

 

玉袋 長ぇ! それはすごいわ。

 

土本 だからコロナ禍になって、あんまり長居すると良くないからって注意したんです。そしたら2時間になりました(笑)。

 

玉袋 俺たちも小学生のころは1時間ぐらいお風呂屋さんで遊んでいたもん。気持ちは分かるよ。

 

土本 女性は短い方が多いんですけど、以前は勝手に「チャンピオン」とあだ名を付けていた女性のお客さんがいて、その方は2時間ぐらい入っていました。お客さんの中にも「今日はチャンピオンがいるね」って言う人もいて(笑)。

 

玉袋 女湯の黒帯だね。日本語と英語でお風呂屋さんのマナーを描いた注意書きがありますけど、外国人のマナーってどうなんですか?

 

土本 ちゃんと事前に調べてからいらっしゃるので、日本人よりもいいかもしれないですね。

 

玉袋 昔は海パンを穿いて入る外国人もいましたからね。

 

土本 うちにもいらっしゃって、番台から「脱いでください!」って言いました(笑)。

 

――ところで稲荷屋さんに跡継ぎはいらっしゃるんですか?

 

土本 先ほどお話しした息子が、今は会社で働いていますけど、私たちが年を取ったらやりたいと言ってくれています。ちっちゃいときから手伝いをしてくれていましたから一通りのことはできるんです。

 

玉袋 これから先も長く頑張ってほしいね。立川談志師匠が生前、「銭湯は裏切らない」って言ってたんだけど、銭湯が廃れば人情が廃るってこともあるし、お風呂屋さんは街の空気、人の繋がりも感じられて、文化として大切なんだよ。神社仏閣だと手を叩いて拝むだけだけど、お風呂屋さんは実際に入って体感できるんだから、最高のアミューズメントパークだよ。

玉袋筋太郎

生年月日:1967年6月22日
出身地:東京都
1987年に「浅草キッド」として水道橋博士とコンビを結成。
以来、テレビ、ラジオなどのメディアや著書の執筆など幅広く活躍中

一般社団法人全日本スナック連盟会長
スナック玉ちゃん赤坂店オーナー(港区赤坂4-2-3 ディアシティ赤坂地下1階 )

<出演・連載>

TBSラジオ「たまむすび」
TOKYO MX「バラいろダンディ」
BS-TBS「町中華で飲ろうぜ」
CS「玉袋筋太郎のレトロパチンコ☆DX」
夕刊フジ「スナック酔虎伝」
KAMINOGE「プロレス変態座談会」