男である以上、中年といわれる歳にもなれば体の衰えが気になってくるもの。体力的な面はもちろん、健康や外見の変化も気になりがちですよね。そのひとつが毛髪量。今回あるアンケートデータをもとに集計したところ、髪にまつわる行動パターンには県民性が影響しているという結果がでました。それはかなり興味深いものなので、データがはじき出した結果と考察をご覧ください!
【調査概要】
集計期間:2016年9月20日~9月26日
集計方法:ウェイトバック集計
調査方法:インターネット集計
調査対象:47都道府県20代~50代の男性/調査人数:1410名
悩みが多い千葉県民と行動派の栃木県民
アンケートを実施したのは、発毛治療専門の「ヘアメディカルグループ」。なんでも、10月20日は“頭髪の日”ということで、日本全国の20~50代の男性1410名を対象に調査したそうです。「1か月あたりのヘアケアにかける金額」や「自身で行っているヘアケア」などが調査項目でした。まずは、関東から各項目で全国1位に輝いたふたつの県の事例を紹介しましょう!
■育毛剤使用率No.1は栃木県民
まずは日常的に行っている頭髪ケアをたずねたところ、育毛剤の使用率が最も高い地域は「栃木県(30.0%)」という回答が見てとれました。また、栃木県民は自身の頭髪状態を「健常」と答えた人が、全国平均36.8%に対して20.0%とワースト1という結果に。薄毛への自覚や将来的に薄毛になる心配から、育毛剤を使用している人が多いことが予想されます。
■薄毛を最も気にする千葉県民は悩みも多め
つぎに頭髪の悩みについて調査してみると、「非常に気になる」という回答が最も多かったのが「千葉県(53.1%)」でした。具体的な悩みの内容としては、「髪の毛が細くなってきた(53.3%)」、「頭髪全体が薄くなってきた(46.7%)」、「最近抜け毛が増えてきた(43.3%)」など。薄毛に繋がる諸症状や、実際に薄くなってきたことを実感しているものに集中しました。
近畿地方はヘアケアの投資に積極的!
ここまで登場したのはいずれも関東地方の県でしたが、それ以外の地方はどうなのでしょうか? すると、近畿地方を代表するふたつの府県に目立つ事象が明らかに。それは大阪府と兵庫県で、ヘアケアへの投資に関係するものでした。
■大阪府民は全国で一番ヘアケアにお金を使う!
1か月当たり、ヘアケアにかける金額で最も多い回答は、「1000 円未満(47都道府県)」と比較的少額。なかには「5000円以上」を消費するという人もおり、その割合は全国平均の6.7%に対して大阪府が16.6%と最も高かったのです。大阪府民は、自身の頭髪状態を「健常」と答えた人も全国2位と多く、ヘアケアへの投資が実を結んでいるとも推測できます。
■兵庫県民はケアコンシャス
自身で行っている頭髪ケアを項目別に尋ねたところ、兵庫県民は平均2.5個にチェックが入っており、全国で一番色々なヘアケアを試しているということがわかりました。特にそのなかでも、育毛シャンプーや育毛剤については使用率が高く、ヘアケアにお金をかけている兵庫県民は5000円以上だと13.4%。1万円以上は6.7%と、全国的に見ても兵庫県の男性はヘアケアに力を入れているようです。
■近畿地方は最も薄毛治療を受けている
また、自身の頭髪状態を「健常」と回答した割合を地方ごとに比べたところ、最も「健常」だと感じている割合が多かったのが「近畿地方(41.1%)」。前述の大阪府や兵庫県のように、ケアにお金をかけているのもこの地方の特徴です。薄毛治療を受けている割合も8.0%と全国で最も多く、早めのケアを行っていることで薄毛を予防しているということが読み取れます。
北海道民は髪に悩みを抱える&薄毛に悩んでいる人が多数
ここまでは関東と関西の事例を紹介しましたが、ほかにも突出した傾向が明らかになった地域があります。それが北海道です。広く雄大な土地に恵まれておて自然も豊か。またおいしいものが多く、比較的に摂取している栄養価も高そうな地域ですが、今回の調査結果は実にシビアでした。
■北海道民で「健常」と感じている人はたったの3割
全国平均36.8%と比べ、自身の頭髪状態が「健常」だと感じている人が30.0%と少ない北海道民。頭髪の悩みも平均3.1個と全国3番目に多い結果となりました。具体的には「頭髪全体が薄くなってきた(56.7%)」という悩みを多くの人が持っており、全国平均と比べて22.1%も多い結果に。そのほか「最近抜け毛が増えてきた」や、「地肌の露出が目立ってきた」なども多く、薄毛の進行に悩んでいる人が多くいることが判ります。また、北海道特有の厳しい寒さも少なからず頭髪に影響しているのかもしれません。
毛髪量には個人差があったり、地域によって治療できる施設の数や物価の違いもあるので、今回の調査結果がすべてかと言われると微妙なところ。ですが、危機感を覚えている人が多いのも事実なので、やはり頭髪のケアはしっかり行ったほうがいいでしょう。毛がなくなってからでは遅いので、薄毛対策はお早めに!