
焼き魚に大根おろし、お鍋に大根おろし。おろしたてのショウガが添えられた冷ややっこや麺類のおつゆ。おいしいのはわかっているんです。でも、料理の中で地味に面倒な工程のひとつが「おろす」作業。
手が疲れるし、一生懸命おろしてもおろし器の目に詰まってしまって全部使いきれなかったり、それを洗うのもまた手間だし……。時にはチューブで充分かな、となりがちでした。
力を入れず、スムーズにおろせる

無印良品「軽い力でおろせるおろし器」
790円(税込)
ところが最近出合った無印良品の「軽い力でおろせるおろし器」を使ってみたら、そんなおろす作業のマイナスイメージが見事に払拭されたのです。受け皿付きで790円とお財布にも優しいおろし器。価格設定も、試しに使ってみようと思うポイントでした。

特徴は、あちこちの方向に向いた刃と斜めに傾いた受け皿。刃の向きが一定方向ではないので、適当にくるくる動かしたりスライドするだけで、力を入れずスムーズにおろすことができるんです。

穴が大きめに開いているので、刃のまわりに詰まることなくどんどん下に落ちていく! 目詰まりしにくいのは無駄がなくてありがたいです。お野菜も高くなってますからね。

受け皿が斜めなのも手を動かしやすいポイント。容量もあるのでたくさんおろしたいときにも安心です。

底にすべり止めが付いていて安定感もあり、押さえるほうの手も疲れません。

ほんの少しだけ試してフタを開けてみてびっくり。自分が思うよりも一瞬でたくさんの大根おろしができていました。力を入れたつもりもなくスライドしていただけなのにラク過ぎる……!
繊維が悩みのショウガにも

大根よりさらに面倒に感じていたショウガもおろしてみました。

これまでは、こんなふうにケバケバと繊維が出てきてしまいだんだんとおろしにくくなっていくのが悩みだったのですが、無印良品のおろし器は繊維がちゃんと切れるようでとてもスムーズ。

写真だとそんなに変わらないように見えるかもしれませんが、繊維がまとまって固まってしまうことがないので、引っかからずにおろせるのです。

すりおろしショウガもあっという間におおさじ2杯ほど完成。こんなに簡単におろせるなら、チューブじゃなくて自分でおろしてもいいかも! と思えるくらいあっという間です。
パーツを替えて千切りに

無印良品「素早くカットできる両刃スライサー」
490円(税込)
別売りの「素早くカットできる両刃スライサー」(税込490円)に付け替えると、千切りや薄切りができるスライサーに変身。刃が両方向にあり、行ったり来たりの往復どちらでもカットができるからとにかく速い!

試しにきゅうり1本をスライスしてみたら、これもフタを開けてびっくり。ほんの20~30秒でこの量、しかも仕上がりもとてもキレイです。

ケースが大きめなので、スライスし終わったらそのままドレッシングや他の食材を混ぜて、約3分でサラダができあがりました。洗い物も減って一石二鳥ですね。

もちろんキャベツの千切りもあっという間に大量にできます。

約30秒で1人分のとんかつに添えるくらいの量ができました。太さはとんかつ屋さんの細〜い千切りには敵いませんが、家で食べるには充分な仕上がりです。ひとつだけ注意点があるとすれば、スライサーは刃が両方に向いているうえ、収納ケースなどがないのでケガにはご注意くださいね。
むしろどんどん使いたくなる!

あまり力を使わずに大根おろしやおろしショウガができるので、これまで面倒に感じていた「おろす」作業のハードルがかなり下がりました。思ったより素早くくできるのもうれしい。今まではあえて避けていた、大根おろしを使う料理をわざわざ探してしまいます。
おろし器もスライサーも、あまりにもスムーズなので作り過ぎにはくれぐれもご注意を! きゅうり1本なんて本当にあっという間ですから。構造がシンプルで後片付けがラクなのもお気に入りポイントです。