「双子含む4児を育てる女医」は朝をこう過ごす! 効率的に家事や体調チェックをこなす「女医の日常」ルーティン大公開

ink_pen 2025/12/13
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「双子含む4児を育てる女医」は朝をこう過ごす! 効率的に家事や体調チェックをこなす「女医の日常」ルーティン大公開
藤原 綾香(GetNavi Salonマネージャー)
藤原 綾香(GetNavi Salonマネージャー)

「GetNavi web」のモノ系コミュニティ「GetNavi Salon」の運営マネージャー。報道系ニュースメディアでの勤務や、公式Xアカウント中の人経験アリ。三度の飯よりゲームとコーヒーと、人と語らう時間が好き。

今回取材したのは、医師として働きながら8歳、5歳、2歳(双子)の4人の子どもを育てる日々を発信する大人気YouTuber「女医の日常」さん(以下、女医さん)。10月30日に初の書籍『女医の日常ごはん』が発売されたばかりです。多忙を極めながらも、それを乗り越えるパワフルな暮らしぶりを見て、「朝はどうやって自分や子どもの身支度をしているの?」、「帰ってきてから、家事と育児をどう両立しているの?」と疑問を持つ人は多いはず。

そこで、女医さんの朝と夜のルーティンをそれぞれ取材。今回は「朝ルーティン編」として、起床から4人の子どもを送り出すまでの行動や、毎朝の体調チェックでどこを見ているか、セルフケアはどうしているのか、お話を聞きました。

先回りルーティン! 夫婦の連携と仕組み化がカギ

4人の子どもたちを送り出す朝は、まさに時間との戦い。流れに沿って大まかな行動を見ていきましょう。

【起床】朝食が始まる1時間半前

子どもたちが起きてくる前に洗顔とメイクを済ませ、食事の準備もほぼ仕上げてしまいます。子どもたちを起こしに行くのは、一緒に動画制作をしている夫のレオナールさん(動画内のニックネーム)の役目。レオナールさんが双子のオムツ替えをしてくれている間に、朝食を完成させるという見事な連携プレーです。

【朝食】登園・登校のための準備が終わってから

レオナールさんと子どもたちが朝食を食べている間、子どもたちが幼稚園や学校に行くための準備を済ませてしまうそう。終わったら合流して朝食をつまむと言いますが、「行儀は悪いですが、お味噌汁を立ち飲みしながら準備することもあります(笑)」と女医さん。

【朝食後】息つく暇もなく食器洗い

さらに子どもたちの着替え、保湿、日焼け止めの塗布……と続きます。平日の朝は着替えが終わると、洗濯機の「洗濯→乾燥コース」で洗えるものだけスイッチオン。自分も着替えて、そのまま出勤(途中で幼稚園に降ろす)しています。

↑自分が着るものは「ワンピース」を選ぶことが多いそう。選択肢を絞ることも、忙しい朝を乗り切る工夫の一つですね(画像はイメージ)。

子どもは準備に時間がかかります。時間通りに幼稚園や学校へ送り出すためには、早め・こまめな声がけや、排便タイミングの見極めが重要なのだとか。

「かなり前から『準備しようねー』と声をかけたり、そろそろ出発するよという合図のアラームをアレクサに毎日流してもらうように自動設定していたりしています。また、だいたい出発前に双子が排便をするので、着替えの時にはオムツ交換をせず、排便を確認してから替えるようにしています」(女医さん)

4人の子どもを時間通りに送り出すには、仕組み化がカギを握ります。

医師ではなく、「母視点」で子どもの体調をチェック

風邪が流行る時期、子どもの体調変化にはいち早く気づきたいですよね。女医さんは毎朝、子どものどんなところを注意して見ているのでしょうか。現役の小児科医ならではの“診察方法”があるのかと思いきや、意外な答えが返ってきました。

「『医師として』ではなく『母として』の視点でチェックします。顔色はどうか、機嫌はどうか、食欲はあるか。そして何より『どこかいつもと違っていないか』を見ていますね」(女医さん)

ご自身がクリニックで診察をする際も、診察上は目立った異常がなくても、保護者の方の「いつもと様子が違う」という言葉を重視し、血液検査をしたり、総合病院に紹介したりするそう。

また、いざ体調が悪くなると、子どもには「一見、可愛い変化」が起こると言います。

「めちゃくちゃ可愛くなるんですけど、『あれ、ぱっちり二重だな』と思うと、だいたい翌日に発熱しますね(笑)。二重になるのは、風邪で体の水分バランスが崩れ、むくみが出たり引いたりするためなんです。逆に、むくんで一重になる子もいます」(女医さん)

大人に比べ、子どもは体の水分量が多いので、顔の印象が余計に変化しやすいのだとか。また、発熱時は目がとろんとしていたり、頬や耳が赤くなったりすることもあるため、朝一番の顔のチェックは欠かせないと言います。

加えて、排便習慣も健康のバロメーター。「出た?」と本人に確認し、毎日のリズムを把握することも大切なルーティンの一つです。

心身を整える4つの習慣

起きてからずっと、家族のために目まぐるしく動き続けている女医さんですが、セルフケアも随所に取り入れている様子。4つの習慣を教えてもらいました。

1. カーテンは陽が上ったら開ける
朝、日光を浴びることは体内時計のリセットになります。夜しっかりと睡眠を取るためにも重要。

2. 口内環境ケアと水分補給をする
朝一番にモンダミンで口をゆすぎ、水を数口飲みます。

3. 「ながら」ストレッチをする
スキンケアをしている間に、肩と首を大きく回してストレッチ。血行が良くなり、自律神経も整って、頭も体もシャキッと目覚めます。

4. 準備が終わるまではスマホを見ない
スマホは視覚情報が多すぎるので、脳が疲れやすくなります。1日の決まったウィルパワー(意志力)を無駄遣いしないための工夫です。代わりに、音声のみを流して情報を得ているそうです。

4つの習慣で、朝から元気に動き出せる(画像はイメージ)。

朝も早いうちから、家族の笑顔と健康を守るために毎日フル稼働している女医さん。時短グッズや家族の協力、そして自身の医学知識をうまく組み合わせながら日々を送る姿から、生活に今すぐ取り入れられるヒントをいくつも得られそうです。

後編では「夜ルーティン」をご紹介。帰宅直後から始まる夕食の支度、4人の子どもたちの入浴リレー、そして夫婦で過ごすひと時の確保……。限られた時間のなかでいかに効率よく、かつ愛情を持って家族と向き合っているのかに迫ります。

↑女医の日常『女医の日常ごはん』(ワン・パブリッシング)
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