輸入EVの「黒船」本命か!? 個性あふれるBYD「ドルフィン」試乗レビュー

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ink_pen 2023/12/24
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輸入EVの「黒船」本命か!? 個性あふれるBYD「ドルフィン」試乗レビュー
GetNavi編集部
げっとなびへんしゅうぶ
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「新しくていいモノ」を吟味して取り上げる新製品情報誌。生活家電とIT・デジタルガジェットを柱に、モビリティから雑貨・日用品、グルメ・お酒まで、モノ好きの「欲しい!」に答える。

今回紹介するBYDドルフィンは、最新ピュアEVとして十分な実用性と個性あふれる見た目が注目のモデルだ。

※こちらは「GetNavi」 2024年1月号に掲載された記事を再編集したものです

 

これが輸入EVの「黒船」本命かも?

BYD
ドルフィン

SPEC【ロングレンジ】●全長×全幅×全高:4290×1770×1550㎜●車両重量:1680kg●パワーユニット:電気モーター●バッテリー総電力量:58.56kWh●最高出力:204PS/5000〜9000rpm●最大トルク:31.6kg-m/0〜4433rpm●一充電最大航続距離(WLTCモード):476km

 

実用性の高さと遊び心を感じさせる見た目を両立!

ドルフィンは、アットスリーで日本上陸を果たした中国BYD社のコンパクトEV。その価格は、最大航続距離400kmを確保するベーシック仕様でも363万円と輸入EVのなかでは圧倒的な価格競争力を誇る。だが、もちろん注目すべきポイントはそれだけではない。名前の通り、イルカをモチーフとした内外装の造形は実に個性的で、あえて輸入車を選ぼうという人へのアピール度は十分。コンパクトカーとしての実用性にも抜かりはなく、室内空間は満足できる広さを実現した上で荷室容量もサイズを考えれば申し分ない。

 

走りも新興メーカーのモデルとは思えない完成度だ。今回は航続距離が476kmとなる上級版のロングレンジに試乗したが、必要十分な動力性能と自然なアクセルレスポンスは街中での扱いやすさに大きく貢献。穏やかな仕立ての足回りも、マイルドな乗り心地を提供するだけに、EVを本気で日常のパートナーとしたい人には有力な候補のひとつとなるはずだ。

 

使い勝手への配慮もうれしい荷室

荷室は通常時でも345l、最大では1310lまで容量を拡大できる。可変式のフロアボード等、使い勝手への配慮も行き届いている。

 

コンパクト級としては十分な広さ

2700mmというロングホイールベースの恩恵で、室内は前後席とも満足できる広さ。ハイバック形状となる前席はたっぷりとしたサイズを生む。

 

アットスリーと同様の機能も搭載

インパネ中央のディスプレイは、先行上陸したアットスリーと同じく縦横両方で使える仕立て。イルカをモチーフとした個性的な造形も特徴的だ。

 

日本の立体駐車場にも対応!

写真は航続距離400㎞のベーシック版。日本仕様は車高を1550㎜に抑え、一般的な立体駐車場にも対応する。グレードは、航続距離476㎞のロングレンジを加えた2タイプ。

 

パワートレインは2タイプを用意

電気モーターはグレードに応じて95PSと204PSの2種類が用意される。1か所にまとめられた充電口は、もちろん急速充電にも対応している。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると拡大表示されます)】

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