デザイン性と機能性を兼ね備えた工具を数多く製造し、毎年のようにデザイン賞を獲得している企業「兼古製作所」。同社の「なめたネジはずしビット 2本組」は、頭部がつぶれてしまったネジを簡単に抜くことができるアイテムです。2002年度「経済産業省製造産業局長賞」を受賞しており、ネット上でも「まるでネジのレスキュー隊」「コツをつかめば簡単に扱えます」と好評の声が。一体どのように使うのか、実際に購入した商品で確かめてみましょう。
●ドライバーで外せないネジを救う「なめたネジはずしビット 2本組」(兼古製作所)
先日長年使っていた六角レンチ用マルチツールが壊れてしまったので、分解して処分することに。しかしドライバーのサイズを間違えたのか、パーツをつないでいたネジの頭を潰してしまいました。途方に暮れながら対処法を調べたところ、「なめたネジはずしビット 2本組」(2400円/税抜)を発見。さっそく購入したのですが、果たしてドライバーの効かないネジを外すことはできるのでしょうか。
赤と黄色の“ビット”と呼ばれるパーツに、六角L型レンチや板スパナなどがセットになった同商品。2本のビットはそれぞれ異なる大きさのネジに対応しており、ビットの片側がドリル、反対側がネジの形になっています。
まずはビットのドリル側を電動ドライバーに取りつけ、ネジ穴の上へ。垂直に差して回転させ、下穴をあけましょう。
続いてビットをネジ側に入れ替え、下穴に食い込ませるように回転。外れないことを確認してから反対側に回すと、ネジがビットと共に回転してきれいに引き抜けました。ネジがビットから引き抜けないときは、付属の板スパナを使えば簡単に外せますよ。
今回は捨てる製品のネジでしたが、まだ使うものならネジ穴がつぶれた時点で早めに交換した方が安心。購入した人からも、「精密機器のネジにも問題なく使えました」「単純な使い方だから初心者でも扱いやすい」「絶望的なネジがするっと抜ける様子は感動的」といった反響が相次いでいます。ネジ穴の処理に困ったら、「なめたネジはずしビット 2本組」を頼ってみては?
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