ひとり暮らしで当然のようにシングルベッドを使っていたのですが、なんとなく寝心地の悪い感覚が続いていました。思い切ってマットレスを買い替えてみたり、枕を変えてみたり、湯たんぽで冷えないようにしてみたり……。
しかし試行錯誤してみても中途覚醒してしまい、悩んでいました。なかなか改善しない睡眠の質を寝具メーカーで働く友人に相談してみたところ、意外な提案が。悪くないかも……と納得して思い切って買い替えてみたところ、すごく快適になったんです。
質ももちろん大事。けれども同じくらい大切なのは……
IKEA VESTERÖY ヴェステロイ
3万9980円〜(税込)
筆者が購入したのはIKEA VESTERÖY ヴェステロイのダブルサイズ。筆者はかためのマットレスが好きなので硬めのコイル式を選んだのですが、種類や硬さは個人の好みでいいそう。友人に念を押されたのは、マットレスの種類よりも大きさ。イチオシされたダブルサイズを購入してみました。
その大きさは、約140×200cm。ダブルというからにはシングルの2倍のサイズなものとばかり思っていましたが、実際にはシングルの横幅97cmと比べると、約40cmの差。
実際に置いてみると、その大きさにびっくり。こんなに大きかったら持て余してしまうんじゃ……と思っていたのですが、意外とそんなこともなく、フルに活用できています。
ひとりでもダブルを選ぶ、その快適さの理由はね……
寝てみると、そのベッドの広さにしみじみ感動します。
人は寝ている間に20回程度寝返りをうつといわれていますが、わたしはその際に、壁に当たったり、ベッドから落ちる気配を感じて目が覚めて、体の位置を戻していました。しかしダブルベッドにしてからは、その必要がなくなったんです。床に落ちたり、壁に当たる心配なく寝られている安心感があります。
無理なく寝返りをするために必要なベッドの幅は、肩幅の2.5倍〜3倍なんだそうです。筆者の肩幅は約50cm。ということは、女性ですら1~1.5mのベッド幅を必要とするということ。シングルベッドの一般的な幅は97㎝なので、ダブルベッドを勧めることも納得です。
ベッド周りの「地味ストレス」も一気に解決
ベッドが広くなったことで感じるもうひとつの快適さが、手元に置いてあるものを寝ているときに気にしなくていいこと。私はスマートフォンのアラーム機能を目覚まし時計代わりに使っているので携帯を枕元に置いておかねばならず、寝ているときに邪魔になることがありました。
ベッドを広くしたおかげで、枕元にスマートフォンを置きつつもほんのすこし距離をとることが可能に。そのおかげで夜中画面が通知で光ったり、触れてしまった携帯や小物の硬さで目が覚める回数がグッと減りました。勇気を出してベッドを広くしたことで、睡眠の質がぐっと良くなりました!