気温が上がると飲みたくなるアイスコーヒー。ただ、自分で淹れると薄くなったりとお店のように入れるのが少し難しいんですよね。今回は、これま紹介したものの中から、簡単にできる「アイスコーヒーをおいしくする裏技」3選をご紹介します。
食塩水を追加
今回のアイスコーヒーのレシピは、コーヒー好きの間では知らない人はいないど有名なJames Hoffmannさんというバリスタの方が考案したもの。使用する抽出器具は、「クレバーコーヒードリッパー」やハリオの「浸漬式ドリッパー スイッチ」、「エアロプレス」など、コーヒー粉をお湯に浸けて抽出する浸漬式タイプがおすすめです。
あとは普通のアイスコーヒー同様に、コーヒー豆(浅煎り)とお湯、そして氷を用意。
そして最後に、キーポイントとなるのが食塩水! 塩と水を1:4の割合で混ぜた食塩水(今回の場合は5gの塩を20gの水に溶かしたもの)を数滴だけ使います。
まずは、一般的なハンドドリップ用よりも細かめに挽いたコーヒー豆を、お湯を注いだドリッパーに入れていきます。コーヒー豆とお湯をしっかりと混ぜたら約5分待機し、時間になったら氷を入れたサーバーにコーヒーを落として急冷。ここでなるべく氷が溶け切るまでコーヒーを冷やしておきます。仕上げに食塩水を1〜2滴だけ入れて混ぜ合わせたら完成です!
気になる味はというと、アイスコーヒー特有のガツンとした苦味がマイルドになって、浅煎りのフルーティーさや甘みをもっと感じられる仕上がりに。はじめはコーヒーに塩? と思うかもしれませんが、しょっぱくなるわけではなく、数滴程度だとコーヒーの苦味を抑えてくれる効果があるんです。
無印良品の“製氷器”
無印良品「シリコーン 四角い氷 製氷器」
690円(税込)
無印良品の「シリコーン 四角い氷 製氷器」は、一般的な製氷器よりも大きな四角い氷を作ることができ、長く冷たい飲み物が楽しめるという優れもの。一度で15個の氷を作ることができます。
まずは一番飲んでみたかったドリンクメニュー、「氷コーヒー」を作ってみました。まずは製氷器にアイスコーヒーを入れます。氷になる過程で膨脹するため8分目を目処にするのがいいそう。あとは水平を保ったまま、冷凍庫にイン! 冷凍庫によって大きく左右はすると思いますが、わが家の冷凍庫では7〜8時間ほどでしっかりと固まってくれました。
カップに4〜5個ほどコーヒー氷を入れて、たっぷり牛乳を注げば完成です。最初はミルクの味が勝ちますが、溶けていくにつれて濃いめのカフェオレを長く楽しむことができました。今回は無糖のアイスコーヒーで作りましたが、甘めのコーヒーで作ったり、濃いめに抽出したコーヒーで作ったり。さまざまなアレンジができそうです。
紙もドリッパーも不要!メッシュフィルター
キャプテンスタッグ 「フォルダブル メッシュフィルター 円錐 フック付き 1-2CUP」
2640円(税込)
「フォルダブル メッシュフィルター」は、日本の老舗アウトドアブランド・キャプテンスタッグから発売されているアイテム。ベースの形は円錐と台形の2種類。そこからさらに、フックの有無、1〜2杯用と2〜4杯用と、用途に合わせて細く分かれていて、全8パターンの中から選ぶことができます。筆者は、円錐タイプのフック付き・1〜2杯用を選びました。では、さっそく淹れてみたいと思います!
こちらのフィルターにはフックが付いていて、なんとドリップバッグのようにカップやグラスに直接設置できるようになっています。ステンレスのフィルターなので、ツーッと落ちていきます。感覚としては、ペーパーフィルターよりも速い感じがしました。
キンキンに冷えたアイスコーヒーをひと口飲んでびっくり。豆の味がドシッとしていて、直感的に「おいしい!」と感じました。コーヒーが深煎りだったのもありますが、喫茶店で飲む濃いアイスコーヒーの味です。別の日に浅煎りのコーヒー粉でも試してみましたが、家族から「豆にこだわるカフェのアイスコーヒーだね!」と興奮ぎみに言われました。ペーパーフィルターだとろ過されてしまうコーヒーのオイル成分まで抽出されるので、香りや風味など豆の個性がしっかりと伝わってきます。さすが、ステンレスフィルター!