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2016/10/9 7:00

お医者さんカバンからの脱却! 「ダレスバッグ」にいま革新のときが訪れている(前編)

「ダレス・ブリーフ LV Limited」は、ビジネスバッグのオールドスタイルであるダレスバッグに、現代的なアレンジを施して実用性を加味した新型ダレスバッグ。素材と作りには一切の妥協なく、所有欲を満たす風格も兼ね備えている。

 

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↑引裂強度、耐摩耗性、撥水性に優れたアラミド繊維、通称「ケブラー」を織り込んだ素材をメインに、イタリアンレザーの「シエナ」を組み合わせている。この写真だと青みがかって見えるが、実物は黒に近い濃紺だ。

 

トーテムリボーが見せる、ダレスバッグの新たな形

荷物の出し入れを上部の大きな開口部で行うダレスバッグは、ビジネスバッグとしては定番とも言えるスタイル。荷物の確認や出し入れが容易で、構造的な強度も高く、アタッシュケースほどではないものの、アルミフレームの骨格が堅牢さを保ち、中身を保護する機能も高い。その多くは本革製で、長年の使用にも耐える丈夫さを誇るのも魅力だ。「ドクターズバッグ」などとも呼ばれるものもあるが、言われてみれば、古いドラマなどで医師が往診時に持つのは、たいていがダレスバッグだった。

 

が、しかし。

 

ダレスバッグは荷室がひとつしかないものがほとんど。小さなアイテムの出し入れにも、上部の開口部をぱっかりと開かなくてはならない。これがダレスバッグの“味”であるとはいえ、実用的な面ではやや使いづらさを感じる部分。また、堅牢さを誇るものは、それと引き換えに、鞄自体の重量がかなり重めになってしまうのも難点だった。

 

ダレスバッグは定番ではあるものの、近年では使っている人を見る機会はあまり多くない。それにはやっぱり、理由があるワケだ。

 

鞄の聖地、などとも呼ばれる豊岡に社を構えるバッグメーカーが立ち上げたファクトリーブランド「トーテムリボー」は、こうしたダレスバッグに新たな解釈を施し、「ダレス・ブリーフ」としてリリース。同ブランドのフラッグシップモデルとして、存在感のある製品に仕上げた。

 

最大の特徴はその構造。メインとなる荷室の両側面にひとつずつ、2つのアオリポケットを備えているのだ。たとえば電車のなかで読む雑誌やカタログ、閲覧する頻度の高い書類などはこれらアオリポケットに入れておくことで、いちいちメインの荷室を開くことなく、気軽に出し入れすることができる。これだけで、バッグとしての利便性は高くなる。

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↑シエナに包まれたアルミフレームと、アオリポケット。緩やかに対をなす二つのカーブがこのバッグに個性を与え、同時に実用性を高める役目を果たしている。

 

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↑ふたつのアオリポケットとメインの荷室は、ドイツホックを配した太めのストラップで綴じられる。屈指の技術を持つ職人によって手縫いされ、さらに断面には入念に手磨きがほどこされたハンドルは、極上の握り心地。

 

さらに、表面全体を皮革素材で作るのではなく、アラミド繊維を織り込んだオリジナル素材を広く用いている点にも注目したい。強靱なこの素材はダレスバッグらしい丈夫さを実現しつつ、実重量のみならず「見た目」の軽量化にも貢献している。

 

薄く作られていることもあり、取り回しの面でもある意味、ダレスらしからぬ製品に仕上がっているのである。

 

写真を見てもらえばわかるが、オリジナル素材をメインに使っているからといって、この『ダレス・ブリーフ』が気品に欠けるか、といえば、そんなことはない。オリジナル素材自体の質感が高いのはもちろんだが、持ち手やコーナーなど、要所に美しい艶を誇るイタリアンレザー「シエナ」を配し、その組み合わせがしっかりと高級感を演出しているのだ。

 

特に、注目すべきは、丁寧に作られた手縫いのハンドルと、そこに繋がるパーツの肉盛り。細部にかけられた技術と手間に、素材から来るものだけではない。職人技を注ぎ込んだプロダクトとして、満足感を感じることができる。

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↑ハンドルの付け根の肉盛り、見事な光沢を持ち、十二分な強度を持たせつつも主張しすぎない金属パーツ、美しいステッチ。フェティッシュに細部に目をやるほどにこの製品の魅力が見えてくる。

 

(後編につづく)

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サイズ H310×W420×D80mm

重さ 1620g

価格 87,480円(税込)

備考 レーザー刻印名入れプレート付き