2月22日に行われたBリーグ、琉球ゴールデンキングスと名古屋ダイヤモンドドルフィンズの一戦は、劇的な展開となった。
最終の第4クォーター、残り7.8秒からの攻防をとにかくご覧あれ。
【名古屋Dvs琉球】02/22 第21節|第4Q残り7.8秒から逆転、再逆転、再々逆転!!!最後まで諦めない気持ちが生んだ劇的勝利!!@RyukyuKings #Bリーグ pic.twitter.com/zAe8vrJBNX
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) February 23, 2017
まずは琉球、田代直希がフリースローを2本とも成功させ、73-74と逆転。しかし、名古屋Dはすぐさまタイムアウトを取ると、直後にジェロウム・ティルマンの得点で再び試合をひっくり返す。
アリーナは名古屋Dのホーム、愛知県体育館。75-74のままで終了かと思われたが、琉球は諦めなかった。ここでも、持ち前のアップテンポな展開でボールをすばやく相手陣へ運ぶと、ラモント・ハミルトンが3ポイントラインのかなり手前からシュート。試合終了のブザーが鳴り響くなか、ボールはリングに吸い込まれていった。
ブザービーター! 喜ぶチームメイトたちの“波”にハミルトンが押し流されていく様が何とも微笑ましい。これぞバスケットボールの醍醐味である。
琉球と言えば昨年9月22日、歴史的なBリーグ開幕戦でアルバルク東京と対戦したことが記憶に新しい。昨シーズンのbjリーグ王者であり、開幕戦での奮闘ぶりは話題となった。
ただ、この試合の前時点での成績は16勝22敗。B1西地区の5位に甘んじており、同地区2位の名古屋D(21勝17敗)との対戦はチャンピオンシップ進出のためには敵地とはいえ、絶対に負けられない試合だった。
その状況で見せた驚異の試合。また動画をよく見ると、ブザービーターが決まった瞬間、平日の名古屋開催でありながら観客席で歓喜している人が多く見られる。
アウェイの地、それも平日開催の中、たくさんのキングスファンが会場まで駆けつけてくれました。名古屋に逆転を許した場面、選手たちが冷静なプレーを取り戻すことができたのも、「Go Go KINGS」コールで選手たちを鼓舞し続けたファンの声援が力となりました。#琉球ゴールデンキングス pic.twitter.com/O2ciFZPrh2
— 琉球ゴールデンキングス公式 (@RyukyuKings) February 22, 2017
ファンの熱さでも知られる琉球。彼らの後押しが“奇跡”を演出する要因の一つとなったことは間違いない。
2016-17シーズンのBリーグは、5月7日までレギュラーシーズンが開催。その後、チャンピオンシップなどのポストシーズンが行われる。