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2017/5/14 22:00

誰でもカンタンに始められる! 今年は「ビーチテニス」で夏の視線を独り占め

“ビーチスポーツ”といえばビーチバレーやビーチサッカーを思い出すが、これらの後を追うようにいま世界中でぐんぐんとプレーヤー人口を増やしている種目がある。それは「ビーチテニス」だ。「ビーチだとボールがバウンドしないのでは!?」と思う方も多いことだろう。ということで、まずは動画からご覧いただこう。

 

どういう競技かすぐにわかっていただけたはず。自陣のコート内にボールが落ちたら(落とされたら)失点するというシンプルなスポーツだ。テニス経験者ならお馴染み、まさしく「ボレー・ボレー」によるゲームで、競技としてはテニスよりもバドミントンに近いかもしれない。ただし、スコアの数え方はテニスと一緒。“0-15-30-40-GAME”という、あの数え方を採用している。

 

コートの大きさは16m×8mで、こちらはビーチバレーと同じ。高さ170cmのネットを隔て、基本的にはダブルスで打ち合う。全長50cmほどの「パドル」というラケットを使い、通常の硬式テニスよりは柔らかい(内部の空気圧が50%減)専用ボールを使用する。

↑ビーチテニスで使用する「パドル」。カラフルなデザインが自由で明るいビーチスポーツらしさを演出
↑ビーチテニスで使用する「パドル」。カラフルなデザインが自由で明るいビーチスポーツらしさを演出している

 

「国内のプレー人口は現在1万人ぐらいとみてます。やはりテニスをやっていた方が多いのですが、その次がバレーボールやバドミントン経験者で、まったく違う競技から移ってきた方もいますよ」と語るのは、日本ビーチテニス連盟で普及委員長を務める大住 寛さん。

 

「試合の組み立てなどはバドミントンに近いので、バドミントンをやってた人は上手いです。ただ(バドミントンは)ラケットが軽いので、パドルの重さ(※)に慣れないとバックハンドが弱点になりがち。逆にテニス経験者は、ビーチテニスにはいらない打ち方で打ってしまいがちな面もあって、トータルではそれほどアドバンテージは変わらないと思います」(大住さん)

※パドルは350グラム前後

 

すでに海外ではプロツアーも存在し、発祥の地であるイタリアはもちろんのこと、欧州、北米、南米のビーチでは、バレーボールやサッカーと同じぐらい人気を集めているようだ。しかもテクニックや経験が必要なバレーやサッカーと違って、参入障壁が圧倒的に低いのが最大のポイント。

 

「たとえ運動が苦手な人でも、始めて30分もあれば楽しめるようになります。しかも下は砂なので、関節にかかる負担も少なく、ケガをするリスクの少ないスポーツなんです」(大住さん)

↑ビーチテニスはダブルスが基本。ミックスダブルスにカップルで参加すれば、さらに絆が深まるかも(逆効果でも責任は持てません!)
↑ビーチテニスはダブルスが基本。ミックスダブルスにカップルで参加すれば、さらに絆が深まるかも(逆効果でも責任は持てません!)

 

実際にやってみるとわかるが、ラケットにボールが当たりさえすれば、すぐにラリーができるようになる。ビーチスポーツの明るいノリの良さで「喜怒哀楽を前面に出してとにかく楽しむ」(大住さん)のが何よりも上達のコツだそうだ。ちなみに、日本で公式大会に出場してランキングのついている本格的な競技人口は200~300人ほどということ(しかも世界ランク50位以内に数人の日本人選手がいる)。いまからでも頑張れば、日本でトップ10入りも夢ではないかも!?

 

ではこのビーチテニスは、どこでやれるのか。さらに初心者の方に教えてくれるスクールは? 大住さんによれば、通年でビーチの有効活用方法を探す自治体が増えたおかげで、全国各地でビーチテニスを楽しめる施設が増えているとのこと。コチラのサイトで全国の施設や体験会の情報を探すことができるので、チェックしてみてほしい。

↑大阪・泉南市には、世界でも珍しい常設の観客席のあるスタジアムコートも。ビーチコートは日本各地に続々と増えている
↑大阪・泉南市には、世界でも珍しい常設の観客席のあるスタジアムコートも。ビーチコートは日本各地に続々と増えている

 

シンプルでわかりやすく、誰にでも楽しめるのがビーチテニス。これからの季節にピッタリなスポーツだけに、いまから始めて夏にはビーチの視線を独り占め……なんてことも不可能ではないぞ!

 

【URL】

一般社団法人日本ビーチテニス連盟 http://www.beachtennis.or.jp

 

写真提供/日本ビーチテニス連盟

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