日本サッカー界に激震が走った。日本サッカー協会(JFA)は4月9日、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約の解除を発表したのである。
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— サッカー日本代表 (@jfa_samuraiblue) April 9, 2018
後任は、JFAの技術委員長としてハリルホジッチ監督をサポートしてきた西野 朗氏。1996年のアトランタ五輪で「マイアミの奇跡」を起こした63歳の指揮官によるチーム作りが注目される。
ワールドカップを2か月後に控えたこの時期の監督交代は異例だが、海外を見ればこれまでになかったわけではない。1994年のアメリカ大会以降に限定してではあるが、本大会と同じ年に指揮官を変えたチームの成績を振り返ってみよう。
●2010年ナイジェリア
ラーシュ・ラガーベック
W杯:1分2敗、GL4位(敗退)
●2010年コートジボワール
スヴェン=ゴラン・エリクソン
W杯:1勝1分1敗、GL3位(敗退)
●2006年トーゴ
オットー・フィスター
W杯:3敗、GL4位(敗退)
●2002年南アフリカ
ジョモ・ソノ
W杯:1勝1分1敗、GL3位(敗退)
●2002年ナイジェリア
フェスタス・オニングビンデ
W杯:1分2敗、GL4位(敗退)
●2002年チュニジア
アンマール・スアヤー
W杯:1分2敗、GL4位(敗退)
●1998年カメルーン
クロード・ルロワ
W杯:2分1敗、GL4位(敗退)
●1998年サウジアラビア
カルロス・アウベルト・パレイラ
W杯:1分2敗、GL4位(敗退 ※パレイラ氏は2試合目終了後に解任)
●1998年南アフリカ
フィリップ・トルシエ
W杯:2分1敗、GL3位(敗退)
●1998年イラン
ジャラル・タレビ
W杯:1勝2敗、GL3位(敗退)
●1994年カメルーン
アンリ・ミシェル
W杯:1分2敗、GL4位(敗退)
●1994年サウジアラビア
ホルヘ・ソラーリ
W杯:2勝1敗、ベスト16進出
12チーム中グループステージを勝ち抜けたのは、わずか1チーム! 32チーム制となった1998年のフランス大会以降はゼロであり、非常に厳しい結果といえる。
西野ジャパンは果たして……。ロシアワールドカップは6月14日に開幕する。