スケートボードの世界の最高峰のコンテスト「SLS(Street League Skateboarding)」につながるアマチュア選手の世界戦「DAMN AM JAPAN」が、明日から3日間、東静岡アート&ヒロバ スケートボードパークにて開催されます。
「DAMN AM」とは?
スケートボードの本場アメリカ、フロリダ州タンパにある老舗スケートパーク&ショップ “SPoT TAMPA” が25年にわたり主催し、 世界の人気プロライダー達がこぞって出場する「Tampa Pro」とトッププロへの登竜門的なコンテストの「Tampa Am」。その「Tampa Am」への出場権を得ることができる世界規模のアマチュアコンテストが「DAMN AM」です。2017年は、全米5か所、ブラジル、 スペイン、オーストラリアで開催されました。
「DAMN AM」ってどれだけすごいの?
スケートボードは、2020年東京オリンピック大会で新競技として採用されるスポーツ。現在、世界ではいくつかのフェデレーションによるコンテストがありますが、レベルの高さ、注目度、賞金額、ステータス、すべてにおいてシーンの中心的なのが SLS(Street League Skateboarding)です。全世界からトップレベルの選手が集まるこのコンテストに出るためには、 SLS とプロ契約しないと出場できません。全世界で数十名の選ばれた選手のみが出場できるSLSへの道は狭いですが、国内の若手選手にとって道がないわけではありません。
アマチュア選手の世界戦「Tampa Am」の優勝者に加え、世界で開催される「DAMN AM」シリーズの年間チャンピオン、“Damn Am of the year” のスケーターにSLSの開幕オープン戦出場のチャンスがあります。ここで良い成績を出せば、晴れてSLSとプロ契約となりシリーズ戦に出場することができる形に。いわばニューカマーの登竜門的位置づけであり、DAMN AMは非常に注目されている大会なのです。
とはいうものの、「Tampa Am」の優勝者および、”DAMN AM of the year”のスケーターになるのは容易ではありません。「Tampa Am」にはオープン予選(各DAMN AM)があり、世界中から集まったトップアマおよそ、 150人の中から10人しか本予選に進むことができません。本予選ではさらにレベルの高い、120人以上の中から30人しかセミファイナルに進めず、ファイナルはさらに10人に絞られます。各地で開催される「DAMN AM」同様、「DAMN AM JAPAN」で優勝すると「Tampa Am」のセミファイナルへ、 2位〜10位の選手は本予選から出場可能です。
この「DAMN AM」、2014 年に国内有力選手をアメリカや世界で通用するスケーターにするべく、スケートハードの代表者、早川大輔氏がアメリカの「DAMN AM」へ若いスケーターに挑戦させたのがきっかけ。その後、多くの日本人選手たちがエントリーを続け着実に実力と成績を伸ばし、トップアマチュアコンテスト「Tampa Am」にも出場しています。
観戦は無料ということで、GWの後半の予定にいかがでしょうか。
<開催概要>
正式名称:DAMN AM JAPAN presented by DC Shoes(ダムナム ジャパン)
開催日時:2018年5月3日(木)・4日(金)・5日(土)各日タイムテーブルによる
開催場所:東静岡アート&ヒロバ スケートボードパーク(静岡県静岡市葵区東静岡1丁目37)
観戦入場料:無料