1920年代、世界で初めてスタッド付きスパイクを開発したデンマークのライフスタイルスポーツブランド「hummel」(ヒュンメル)。革靴でサッカーをしていた当時、平面の靴底にスタッドを付けるという画期的なシューズを作り出し、グリップ力の飛躍的向上により、今までできなかったプレーを可能にした。
そんな彼らは、今でもやはり革新性を備えているようだ。スペイン4部(テルセーラ・ディビシオン)に所属するSCRペーニャ・デポルティーバの2018-19シーズン用サードキットとして、こんなユニフォームを先日発表した。
ペーニャ・デポルティーバは、スペインのバレアレス諸島にあるイビサ島で活動するクラブ。
テルセーラ・ディビシオンは18のグループに分かれてリーグ戦を行うが、ペーニャ・デポルティーバはバレアレス諸島のチームのみで構成するグループ11に所属している。
ひと目で度肝を抜かれる、このイビサ島チームのサードキットは、ヘッドフォンを付け瞑想するDJブッダ(仏陀)と、クラブやパーティーをイメージさせるグラフィックというデザイン。ちなみにhummelのオーナーであるクリスチャン・スタディール氏は、仏教や仏陀の教えを組織に取り入れることで知られている。
イビサ島は島自体が世界遺産。腰部分には島を象徴する歴史的建造物の「ダルトヴィラ城塞」が描かれている。
正面の裾部分や背面の首元には“IBIZA”(イビサ)をレタリング。独特な雰囲気が漂うコレクション性の高いデザインに仕上がっている。
このユニフォーム、日本でもS-Rush原宿店など店舗限定で発売中。価格は6,372円(税込)で、リアル店舗のほかにhummelのオンラインショップでも購入可能となっている。