12月に入り寒さが本格化するなか、欧州サッカーシーンにも影響が出ている。
12月半ば、クロアチア1部リーグではウインターブレイク(冬休み)前最後となる試合が開催された。ただ、オシエク対インテル・ザプレシッチの試合は、大雪の影響で延期となってしまいそうな状況に……。
そうしたなか、オシエクはピッチ上の雪かきをサポーターたちにお願い。現地メディアの『24sata』によれば、時給25クーナ(およそ433円)を支払うから! というものだったそうだ。
Kad se male ruke slože! ?? pic.twitter.com/hMvSEs9xbi
— NK Osijek (@nkosijek) December 16, 2018
すると100人ほどのファンが集結し、3時間足らずでピッチは綺麗に!
Zajedno smo očistili snijeg, a sad zajedno po pobjedu! ⚪️? pic.twitter.com/nvvS19ydOS
— NK Osijek (@nkosijek) December 16, 2018
一部の参加メンバーは賃金の受け取りを断り、その代わりに手術が必要な知り合いに渡すことにしたそう。すると、他の多くの参加者たちもそれに賛同したという。
つまり、雪かきで得られたはずの報酬を寄付することにしたわけだ。一つのチームを応援する“同志”であるサポーターのつながりは、やはりどこの国でも強い。ちなみに豪雪地帯のある日本のJリーグでも、サポーター有志によるピッチ上の雪かきは春先の名物となっている。
Bijelo-plavi će prvi puta u povijesti prezimiti na drugom mjestu! ??? pic.twitter.com/92NiTkQbVp
— NK Osijek (@nkosijek) December 16, 2018
こうして行われた試合は、オシエクが見事6-0と完勝! サポーターの貢献に応える最高の形で2018年の戦いを締めくくっている。