年明け早々、2019年のテニスのワールドツアーが男女ともにスタート。オーストラリア・ブリスベンの大会に参加していた日本の錦織圭は、6日、決勝でロシアのダニール・メドベージェフにセットカウント2-1で勝利を挙げ、実に3年ぶりとなるツアー優勝を遂げた。
Tenth time’s a charm in ATP finals for @keinishikori ?
Brisbane 2019 ✅
Vienna 2018 ❌
Tokyo 2018 ❌
Monte Carlo 2018 ❌
Buenos Aires 2017 ❌
Brisbane 2017 ❌
Basel 2016 ❌
Toronto 2016 ❌
Barcelona 2016 ❌
Miami 2016 ❌ pic.twitter.com/YSsEHjvBjR— Tennis TV (@TennisTV) January 6, 2019
このツイートにもあるように、錦織はこの3年で積み重ねていた決勝での連敗を9で止め、キャリア13個目のタイトルを獲得。彼にとっては20代ラストシーズンの最初のトーナメントで、まさに幸先良いスタートを切ったと言えるだろう。
Pumped for #AusOpen now ?
Which four players will make it out of the four quarters?! pic.twitter.com/Wp7btHsjZ7
— Tennis TV (@TennisTV) January 10, 2019
そして、今年最初のグランドスラム、全豪オープンは14日からスタート。錦織は第8シードで臨むことになった。ぜひこの勢いをつなげてほしいところだ。
さて、こうして2019年のテニスシーズンがスタートを切ったわけだが、その少し前、グランドスラム大会を除く、男子テニスツアーのオフィシャル映像配信を手掛けるテニスTVが、2018年のシーズンを締めくくるまとめ映像を多数配信。人気を呼んでいたので紹介しよう。
●TOP 100 SHOTS & RALLIES: 2018 ATP Season
まずはこちらが「ナイスショット&ナイスラリー トップ100」と言ったところか。30分近い長い動画だが、アンビリーバブルなショットやラリーの連続は、テニスの面白さを存分に味わわせてくれて、見ていて飽きない。もちろん錦織のショットもエントリーしている。
●BEST TWEENERS: 2018 ATP Tour Season
「TWEENER」とは、いわゆる股抜きショットのこと。このところ背走から後ろを向いたまま放つ緊急避難的なバックショットだけでなく、同じバックショットでもロブやコースを狙ってみたり、正面を向いたままでのドロップボレーやストロークなど、様々な形態が見られるようになってきた。そのまとめ集という珍しい動画だ。
素人には決して推奨されないだろうが、意図を持ったTWEENERは、相手の意表を突くことでタイミングを外したりといった、様々な効果が考えられる。次の全豪オープンでも、こうしたシーンが見られることだろう。テニスが常に進化していることを教えてくれる。
●Worst Misses & Fails: 2018 ATP Tour
最後に紹介するのが、Worst Misses & Fails。つまりはひどいミスや失敗ショット集だ。どんな名選手であっても、時に信じられないようなミスショットを披露してしまうことがある。それもテニスだ。
動画ではいきなり錦織が登場して、恥ずかしいスマッシュミス! 自打球を顔に当ててガマンのロジャー・フェデラーも印象的だ。ほかにもナダル、ジョコビッチといった著名選手のまさかのミスショットのオンパレード。選手には大変申し訳ないが、ついクスリと笑ってしまう。
テニスTVはここに紹介した他にも、さまざまなシーン別まとめ動画や選手別のまとめ動画が大変充実しており、テニス好きには要チェックのアカウント。興味のある方は、他の動画も併せて見てみるといいだろう。テニスの“現在”がよくわかるはずだ。
ナイスショットがあれば、とんでもないミスショットも飛び出すのがテニスの面白さ。今シーズンはどんな名(迷)シーンが生まれるのか、そして錦織の悲願のビッグタイトル獲得はあるのか、とても楽しみなシーズンが始まった。