「Nike HyperAdapt 1.0 (ナイキ ハイパーアダプト 1.0)」は、2016年にアメリカで発売され、2017年の9月に日本上陸を果たしたスニーカーです。その最大の特徴は「E.A.R.L.(自動シューレース調整システム)」。足を入れるだけでセンサーが感知し、ユーザーの足に合わせて自動的にシューレース(靴ひも)が締まる仕組みを搭載しており、「映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』に登場した未来のスニーカーが実現した!」として、話題となりました。そして今回、そのバスケットシューズ版「NIKE ADAPT BB(ナイキ アダプト BB ※以下アダプト BB)」が発表されたのです。
モーターとギアが必要とする圧力を感知してぴったりフィット
「アダプト BB」は、プレイヤーがナイキ アダプトBBの中に足を入れると、専用のモーターとギアが足が必要とする圧力を感知し、ぴったりとしたフィット感を維持するために調整を開始。足の下のレーシング(紐)は、足が様々な動きをしているときにもしっかりとシューズに安定させるため、32ポンド(約14.4kg)の力で引っ張ることができる強度(標準的なパラシュートの紐とほぼ同じ強度)を持っているとのこと。
スマホアプリでフィットの設定が可能に
さらに、アダプト BBでは、状況に応じて違ったフィット感を求めるアスリートの要望を叶えるため、フィットの微調整が可能。シューズのボタンで操作できるほか、スマートフォンのアプリからフィットの設定をすることができます。例えばタイムアウトのとき、ゲーム再開までシューズの紐を緩めることができるほか、今後は、ウォームアップ用に異なる締め付けを設定できる機能も追加される予定です。さらに、今後提供されるファームウエアの更新により、フィットの精度を高めたり、今後展開する新しいデジタルサービスを受けられるようにもなるといいます。
NBAボストン・セルティクスのスモールフォワード、ジェイソン・テイタムがシューズを試したコメントは以下の通り。
「このシューズを初めて履くアスリートの一人となること、つまりナイキバスケットボールの未来を代表する選手の一人として選ばれたことにとても大きな意味を感じます。アプリを使えば、シューズを履いて、ボタンをタッチして色を変えたり、バッテリーの残量もチェックできる・・・とてもいいですね」
2月17日から、ECサイトのほか専門店で3万7800円で発売
発売は2月17日から。ECサイト「SNKRS」のほか、「atmos」、「GALLERY・2」などの専門店で発売される予定です。前モデルのハイパーアダプト 1.0が8万円を超えたのに対し、アダプト BBは税込価格が3万7800円とグッと買いやすくなったのもうれしいですね。プレイヤー以外でも、注目している人は多いはず。発売が待たれるところです。