この冬、ズラタン・イブラヒモヴィッチの復帰が幻に終わった、イタリアの名門ACミラン。
現地時間1月23日には、チーム得点王のアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインがチェルシーへ移籍したが(※今シーズン終了まで)、代わりにジェノアから“レヴァンドフスキ2世”とも評されるポーランド代表FWクシシュトフ・ピョンテクを獲得した。
この取引直前のセリエA第20節では、ジェノアとミランがタイミングよく対戦。注目の2人(イグアインとピョンテク)は移籍を控えメンバー外となったのだが、別の注目選手が話題をさらうプレーを見せた
Still 0-0 between Genoa and AC Milan but Lucas Paquetá is making sure it's entertaining with some Brazilian flare ???️ pic.twitter.com/G6hJIgVry3
— Strive Sport (@strivesport) January 21, 2019
相手選手へ対峙するや、見事なヒールリフトでそれを抜き去ったミランの39番。まさに「ネイマール級」の妙技を決めたのは、MFルーカス・パケタだ。
この冬にミランが3500万ユーロ(およそ43億円)でフラメンゴから獲得した21歳のブラジル代表レフティで、その才能に惚れ込んだネイマールが、パリ・サンジェルマン移籍を勧誘していたという逸材である。
“大器”の片鱗を見せつけるようなプレーをさっそく披露したパケタ。
リーグ優勝18回、欧州制覇7回を誇るミランにおいて、カカやカフーなどブラジル代表選手が果たしてきた役割は大きい。ミランは今シーズンから、アメリカのヘッジファンドのもとで再生を図っており、「名門復活」に向け、パケタはカギを握る選手の一人となりそうである。
なお試合は、ミランが古巣対決となったスソのゴールなどで2-0と勝利。UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内となる4位へ浮上している。