怪物ルーキーが、その才能の片鱗を見せはじめた。2019年のドラフトで全体1位指名された、ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンがデビュー2戦目で衝撃的なプレーを見せつけた。
話題となっているのは、本拠地で行われたナゲッツ戦での第4クオーター。相手選手がゴール下に入り込みシュートを狙うと、すかさずザイオンがブロック。左手で思い切りはたいたボールは、客席の上段へと勢いよく飛び込んでいったのだ。この衝撃的なパワーのブロックに、スタジアムのファンも騒然。スタンディングオベーションで、ザイオンのプレーを讃えた。NBAの公式SNSがこのプレーを投稿すると、ファンたちはすかさず反応「バレーボールをやっているのか!?」「このザイオンを待っていたんだ!」「オールスターで彼のプレーがみたい」などのコメントが続々と届き、再生回数は400万回を超える異例の反響となった。
Zion on the bench ? pic.twitter.com/983QcfBee1
— SportsCenter (@SportsCenter) January 14, 2020
デビュー前には、ベンチサイドでの「居眠り」を激写されるなど、プレーだけではなく振る舞いまで怪物級のザイオン。膝の怪我から復帰したばかりということもあり、プレー時間に制限があるものの、限られた時間の中で猛烈なアピールを続けている。
現在怪我で戦線を離脱している八村や、全体2位のジャ・モラントなど、2019年の黄金ルーキーたちとともに主力として考えられているザイオン。新人王レースからは一歩送れる形となったデビューだが、規格外の体格と身体能力で怪物っぷりを発揮してくれることだろう。