先日行われた東京マラソン2020。新型コロナウィルスの影響で一般の部が中止となったものの、東京オリンピック日本代表枠を巡って、大迫 傑、設楽悠太、井上大仁らによる激しい戦いが繰り広げられた。
#東京マラソン2020 のハイライト動画を公開しました!
本日のレース映像をぜひご覧ください。@HydeOfficial_ #HYDE pic.twitter.com/o9xwwehdoC— 東京マラソン財団 (@tokyo42195_org) March 1, 2020
レースは序盤から、井上と大迫が日本記録を大きく更新するハイペースで先頭集団を率いる展開で進んだ。その後、20キロを過ぎたあたりで海外選手たちのペースに大迫らが遅れ、徐々に集団がバラけていく。
#大迫傑 選手 日本新記録達成おめでとうございます!#東京マラソン2020 pic.twitter.com/Hiqd109ECU
— 東京マラソン財団 (@tokyo42195_org) March 1, 2020
しかし、大迫は先頭集団から10秒以上離されながらも徐々にペースを上げると、ライバルの井上を引き離し日本人トップに立つ。そして、日本記録2時間5分50秒を更新して、日本人トップの4位でフィニッシュ。オリンピック代表をほぼ手中に収めた。代表選考レースのMGCで内定を得られず、必死の覚悟で望んだ大迫。自身が樹立した日本記録2時間5分50秒を21秒更新し、なんと2度目となる報奨金1億円も手にした形となった。
大迫は自身のSNSで、ゴールの瞬間を捉えた動画を公開。普段なかなか見られないこの貴重な動画にファンからは「感動をありがとう」「カッコイイです」などのコメントが殺到。これまでに12万回以上の再生がされる大反響となった。
また、大迫は共に素晴らしい走りをみせた設楽との2ショット写真も公開。「次の世代の目標になりたい」と、日本陸上界の発展のためにも良きライバルと共に切磋琢磨することを誓うようなコメントを添えた。
びわ湖毎日マラソンで日本新記録が破られない限り、日本代表が決定的となる大迫。東京オリンピックでも周囲を驚かす激走で表彰台に登ることを期待したい。