バスケットボール界のレジェンドは世代やスポーツの垣根を超えて愛されているようだ。今年1月、不慮のヘリコプター事故によってこの世を去った元バスケットボール選手コービー・ブライアントの42回目の誕生日を記念して、アメリカのスポーツ界では様々なトリビュートが行われている。
Kobe taught us to be better. A better scorer, better mentor, better father, better champion. Today, on his birthday, we continue his endless pursuit of better.
Explore #MambaMentality. https://t.co/H4exgG9itT ??
Performance: @kendricklamar pic.twitter.com/1Qm36V9mM6
— Nike Basketball (@nikebasketball) August 23, 2020
ナイキが公開したのは、「Better」と題したトリビュート動画。ナレーションを務めるのは、世界的に有名なヒップホップアーティストのケンドリック・ラマー。まるでラップを行っているかのような力強いナレーションに乗せて、コービーが大切にしていたメンタリティが語られている。
To kick off Mamba Week, we asked our athletes to tell us how Kobe’s passion inspired them to be better. #MambaMentality@DianaTaurasi, @jewellloyd, @sydneyleroux, @skyandocean_, @sabrina_i20, @DevinBook, @NaomiOsaka, @AntDavis23 pic.twitter.com/NPH2rJGra4
— Nike Basketball (@nikebasketball) August 23, 2020
「Mamba Week」と題され様々な動画を投稿しているナイキ。その他にも、テニスの大坂なおみなどのコービーから影響を受けたアスリートが彼を語る動画なども公開されている。
大坂は、自身の公式SNSでもコービーの誕生日を祝う投稿を行っているほど、コービーとは親交が深いことで知られている。
また、コービーが在籍していたレイカーズはコービーの愛称として親しまれていた「ブラックマンバ」をモチーフにした特別ジャージで試合を行うなど、未だチームに影響を与え続けているレジェンドの誕生日を特別な形で讃えている。
その他、MLBのフィラデルフィア・フィリーズに所属するブライス・ハーパーも当日このジャージをユニフォーム下に着用するなどして、彼の誕生日を讃えた。このように、コービーに対するリスペクトは、バスケットボール界にとどまらず、スポーツのジャンルを超え、幅広い世代にまで及んでいることがわかる。
新型コロナウイルスのパンデミックにより世界がこれまで体験したことのない危機に陥っている現在、コービーが語る「Better」のメッセージはより強い意味を持って私達の心に響いてくる。