全米オープンにて、自身2度目の優勝を果たした女子テニスの大坂なおみ。ピンチになっても粘り強く相手をブレイクするその姿は、前回優勝時には見られなかったタフなものだった。まさに精神的な成長を感じさせる大会だったといえるだろう。
今大会の大坂は、試合毎に異なるマスクを着用して入場し、大きな話題となった。これは、昨今の「Black Lives Matter」に対する彼女なりの社会的な姿勢だったのだ。
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決勝までに述べ7枚のマスクを着用。マスクには、人種差別によって犠牲となったアフリカン・アメリカンの名前が大きく書かれていたことから、日本では「スポーツに政治を持ち込むのはどうなのか」という否定的な意見も聞かれたが、それも大坂の注目度の高さゆえだったのだろう。
そんな彼女だが、先日SNS上で自身の姉と共同で制作したマスクを販売した。黒をベースにしたデザイン性の高いマスクは世界中で話題となり、なんと販売開始からわずか30分で完売。
Ummmm you guys sold it out in 30 min what is going onnnnnnnnn. This is wild, so thankful ❤️ https://t.co/JGLQXPPQj3
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) September 21, 2020
この反響の大きさに対して大坂は「どうなってるの!30分で完売よ!本当にありがとう」と大興奮。コメントでは「もっとたくさん作って欲しい!」「次の機会を楽しみにしています!」など、再販を望む声が殺到した。
今やテニスのプレーだけではなく、ライフスタイルやファッション面でも大きく注目されている大坂なおみ。精神的なタフさも垣間見られるようになった女王の快進撃は、まだまだ続きそうだ。