日本マラソン界のレジェンドが、東京オリンピックを最後の舞台として選んだ。全日本記録保持者の大迫 傑が、東京オリンピック限りでの現役引退を自身のSNSで表明した。
明日ちょっと特別な動画をYouTubeにアップ予定です。https://t.co/WjLESDRIFe pic.twitter.com/sM0nzMdSvG
— suguru osako (大迫傑) (@sugurusako) July 28, 2021
7月28日、自身のSNSで「明日ちょっと特別な動画をYouTubeにアップ予定です。」と綴った大迫、翌日に公開されたのは「LEGACY」と題された1本の動画。その動画の中で大迫は、現役引退を表明。「次があるっていう言い訳を強制的になくしたくて、この大会をゴールにしました」「このレースが終わりなんだって決めたいま、自分の持てるすべての力が出し切れる気がします」と語った。
日本記録を2回更新するなど、日本の陸上界を牽引してきたレジェンドの引退表明にSNSで「寂しいです」「金メダルを目指せ!」「驚きましたが、それだけの覚悟」など数多くのコメントが飛び交った。動画内では大迫のコーチを務めるピート・ジュリアン氏も登場。「これほど多くの生活上の犠牲を払ったアスリートをコーチする機会に恵まれたことはありません」と、大迫の努力を称賛した。
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「東京を自分自身の競技人生の最高のゴールにするため」と、今大会での引退を決意した大迫のラストランはどうなるのか。日本だけでなく、世界中の陸上競技ファンが注目する、東京オリンピック男子マラソンは8月8日、北海道札幌市で開催される。