日本時間8月18日、アメリカ・カリフォルニア州モントレーで行われたRMサザビーズのオークションに、歴代1位タイとなる7度のF1ドライバーズチャンピオンに輝いた、“皇帝”ことミハエル・シューマッハがドライブしたフェラーリ「F300」が出品された。
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1998年のグランプリに投入されたこの「F300」はシーズン6勝を挙げ、なかでも今回出品されたシャーシナンバー「187」はカナダ、フランス、イギリス、イタリアGPの4戦で走行しすべて優勝した無敗のマシンだ。
8月22日に落札された入札額は622万ドル(約8億5300万円)となったが、F1マシンの最高落札額には届かなかった。
SOLD: 1998 Ferrari F300 driven by Michael Schumacher for $6,220,000 #RMMonterey pic.twitter.com/bRWT7oBt30
— RM Sotheby’s (@rmsothebys) August 21, 2022
現在のF1マシン最高落札額は750万ドル(約10億4300万円)。2017年11月に落札された「フェラーリ2001」だが、このマシンのステアリングを操作したのもシューマッハ。この年、ドライバーズとコンストラクターズのWタイトルを獲得した伝説のマシンで、出品されたシャーシナンバー「211」はモナコとハンガリーGPで優勝した。
しかしこの日、シューマッハのマシンよりも注目された逸品があった。
SOLD: 1955 Ferrari 410 Sport Spider for $22,005,000 #RMMonterey pic.twitter.com/xxrL8RktzE
— RM Sotheby’s (@rmsothebys) August 21, 2022
これは1950年代に伝説的な名ドライバーが数多くステアリングを握ったフェラーリ“ビッグブロック”スポーツレーシング・プロトタイプで、落札額はなんと2200万5000ドル(約30億円)。上には上があるものだ。