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2022/10/19 18:00

サッカーではお馴染みの“ゆりかごポーズ”。MLBでは禁断の挑発行為?

現在メジャーリーグ(MLB)はシーズンを締めくくる「ポストシーズン」の真っ只中。連日熱戦が振り広げられているが、日本時間10月17日に行われたアメリカン・リーグの地区シリーズ、クリーブランド・ガーディアンズ対ニューヨーク・ヤンキース戦でのワンシーンが話題となっている。

 

1勝1敗のタイで迎えた第3戦、3対1でリードされていたガーディアンズは4回裏、ジョシュ・ネイラーがヤンキースのエース、ゲリット・コールからソロアーチを放つ。大興奮のネイラーがダイヤモンドを周る際に見せたのが“ゆりかごポーズ”だった。

 

サッカーではよく目にする微笑ましいゴールパフォーマンスだが、MLBでは禁断の挑発行為。赤ちゃん(対戦相手)をあやす動きで、ゲームを支配していることをアピールする。

 

発端は2018年のNBA、当時オクラホマシティ・サンダー所属のラッセル・ウェストブルック(現ロサンゼルス・レイカーズ)が始めたパフォーマンス“Rock the Baby”。その意味は、「小さい奴がいると、赤ん坊みたいに扱わないといけない」と、ポイントを決めたあとに挑発したことから広まった。

 

この“ゆりかごポーズ”。起源はサッカーだといわれている。1994年のアメリカW杯準々決勝、オランダ戦でのちに鹿島アントラーズでもプレーしたブラジル代表の“ベベット”ことジョゼ・ロベルト・ガマ・デ・オリベイラが始めたパフォーマンスだった。

 

2日前に生まれた自身の子どもを祝うダンスが話題となり、現在も「赤ちゃんが生まれたお祝い」として頻繁に披露されている。ちなみに、そのときに生まれた息子のマテウスは、現在ポルトガルのCDマフラに在籍するプロサッカー選手だ。

 

「所変われば品変わる」。同じポーズでもタイミングやシチュエーションによって、その意味が大きく変わってしまうことも。サッカーでは縁起の良いパフォーマンスも、MLBでは特に無礼なポーズとして、今回は識者から非難の声があがっていた。