来春3月開催予定の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。ドイツ、パナマで行われた予選組みのトーナメントも終了し、大会史上最多となる本戦出場20の国と地域が決定。予選を通過した4チームのプール分けも決定し、本戦の準備が整った。
It’s coming.?
There’s nothing quite like the World Baseball Classic. pic.twitter.com/SCarve6eCO
— World Baseball Classic (@WBCBaseball) October 19, 2022
前回の2017年大会でアメリカが初優勝。2020年の大会は新型コロナウイルス感染症の流行のため延期となったが、連覇を目指すアメリカをはじめ各国から大物メジャーリーガーが続々と参戦を表明。今大会はかつてない盛り上がりを見せそうだ。
Introducing Team USA’s captain, Mike Trout. ??#WorldBaseballClassic pic.twitter.com/Lql3jZ1AW0
— World Baseball Classic (@WBCBaseball) July 18, 2022
7月に、大谷翔平の同僚であるロサンゼルス・エンゼルスの主砲マイク・トラウトが早々にアメリカのキャプテンとして名乗りをあげると、フィラデルフィア・フィリーズのブライス・ハーパー、ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツも参加を表明した。
The Qualifier team assignments are here! pic.twitter.com/bUGnDp39Yf
— World Baseball Classic (@WBCBaseball) October 17, 2022
そこで、現時点でのプールごとの主な出場選手を見てみよう。
プールA 台湾・台中
台湾・キューバ・イタリア・オランダ・パナマ
.@mikepiazza31 will manage Team Italy in the 2023 #WorldBaseballClassic!
The Hall of Famer caught up with @jonmorosi to discuss his roster, baseball in Europe and more.@WBCBaseball | @Mets | @FIBSpress | pic.twitter.com/alStmo0Py3
— MLB Network (@MLBNetwork) September 1, 2022
イタリアの指揮を執るのはマイク・ピアザ。選手では、大谷の同僚でもあるエンゼルスのデビッド・フレッチャーやマックス・スタッシーなどもイタリアの選手として参加を表明している。
プールB 東京
日本・韓国・中国・オーストラリア・チェコ
日本代表は11月5日からの強化試合に向け、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希、東京ヤクルトスワローズの村上宗隆、阪神タイガースの佐藤輝明など国内組のロースターを発表。本戦での参加が期待されるエンゼルスの大谷翔平やシカゴ・カブスの鈴木誠也は、チームからのゴーサインはすでに出ている。
来年開催されるWBCについて自分の気持ちをお話する機会がなかったので、ここで言わせていただきます。
良い選手が沢山居ますし、なかなか簡単なことではないのは重々承知の上ですが、出場したいです!
この気持ちを持ってオフシーズンのトレーニングにも取り組んでいきます。
— 田中将大/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) October 18, 2022
また、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大は自身のツイッターで、「簡単なことではないのは重々承知の上ですが、出場したいです」とメッセージを投稿。本戦に向けてのメンバー構成は目が離せない。
プールC フェニックス
アメリカ・カナダ・メキシコ・コロンビア・イギリス
カナダは、昨年のワールドシリーズMVPのフレディ・フリーマン(ドジャース)が。メキシコも今季17勝のフリオ・ウリアス(ドジャース)らの参加が決まっている。
そして前回王者アメリカは、前出のトラウトやハーパーをはじめ、セントルイス・カージナルスのポール・ゴールドシュミットにノーラン・アレナド、ニューヨーク・メッツのピート・アロンゾなど現役のトップ選手が参加を表明。
The Team USA coaching staff is here, and The Kid is a part of it. ? pic.twitter.com/o02EaJR1Nn
— MLB (@MLB) August 23, 2022
監督やコーチ陣も、アンディ・ペティットやケン・グリフィーJr.など、レジェンドの参加が発表されている。
プールD マイアミ
プエルトリコ・ベネズエラ・イスラエル・ドミニカ共和国・ニカラグア
プエルトリコは、今季で現役を引退したカージナルスのヤディアー・モリーナの監督を発表。ベネズエラでは、ヒューストン・アストロズのホセ・アルトゥーベ。ドミニカ共和国は、トロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.、サンディエゴ・パドレスのフアン・ソトなども参加を表明している。
Team Puerto Rico will have a familiar face in the dugout for next year’s World Baseball Classic#MLB #Baseball #WorldBaseballClassic | @WBCBaseball pic.twitter.com/bm1lraoV5n
— MLB Europe (@MLBEurope) September 30, 2022
日本の2大会連覇で始まり、ドミニカ共和国、アメリカが優勝を飾り迎えた第5回大会。通常のレギュラーシーズンとは違い、祖国の威信をかけて戦うもう一つの真剣勝負。昨年の東京オリンピックで悲願の金メダルを獲得した日本が再び頂点に返り咲くか、アメリカの連覇か、それとも新たなチャンピオンが生まれるか。真の世界一へ向けての戦いがいよいよ始まる。