スポーツ
2023/1/28 11:30

デサントが機能性と素材にこだわる新レーベル「MOVESPORT」! 新世代アスリートによる「MOVESPORT UNIT」も発足

デサントは、大谷翔平や石川祐希など、世界のトップアスリートとの共同開発に基づいて機能美を追求したアイテムで定評の「MOVESPORT(ムーブスポーツ)」を2023年春夏シーズンより新たなコンセプトのニューレーベルとして展開することを発表。同時に、未来のスポーツシーンを牽引する新世代アスリートによる「MOVESPORT UNIT(ムーブスポーツユニット)も発足しました。

 

「日常をもっとスポーツのように。」をコンセプトとした「MOVESPORT」

「ムーブスポーツ」は、主にアスリートが競技シーンで活躍するためにパフォーマンスを最大限発揮できるよう考えて作られたウェアでしたが、今後は多様化するライフスタイルに合わせたスポーツウェアと日常着を融合した新たなレーベルとして展開します。

 

「デサントのイメージといえば、野球、バレーボール、スキー、ゴルフ、水沢ダウン、そして『ムーブスポーツ』とバラバラでした。しかしながら本日、『デサント』と『ムーブスポーツ』のブランドをしっかりとカテゴリー、レーベル、ブランディングを分けることで、デサントとは何ぞやということがようやくできるようになりました」とデサントジャパン代表取締役社長の小川典利大氏は、力強く新レーベルの立ち上げを発表しました。

↑次世代を担うアスリートとともに世界に羽ばたくことを宣言した小川氏

 

「ムーブスポーツ」のコンセプトは「日常をもっとスポーツのように。」。従来のスポーツシーンだけでなく、日常のシーンでも着られるウェアを目指します。

 

「我々はスポーツを広義に捉えています。今までのスポーツは競技シーンでしかなかった。しかし、動くことすべてがスポーツ。睡眠、食事、通勤や通学、これらをすべてスポーツだと捉えています。アスリートがパフォーマンスを発揮するシーンだけでなく、日常シーンすべてがスポーツでパフォーマンスシーンだと捉え、商品開発しています」と、MOVESPORT 商品企画担当の弘中貴大氏は語ります。

↑「スポーツで培ってきた機能を入れつつグラフィックなデザインの次世代のスポーツウェア」と語る弘中氏

 

↑デサントの「スピリットマーク」ではなく、新ロゴ「ムーブスポーツ」が配される

 

「MOVESPORT UNIT」が登場!

ニューレーベルの始動を機に、5つの異なるジャンルで活躍する新世代アスリートが結集した「ムーブスポーツユニット」を発足。

 

(写真左から)フィギュアスケートから、2022-23年東日本Jr選手権優勝の中田璃士選手、2022-23Jrグランプリファイナル出場の中井亜美選手、2022-23グランプリファイナルに出場した渡辺倫果選手の3名。2016年のX Gameで日本人初のメダルを獲得したスケートボード バーチカルの芝田モト選手、2020年東京オリンピック強化選手に選抜されたBMXフリースタイルの大和晴彦選手、日本代表女子ジュニア強化指定選手のBMXレーシング早川優衣選手、そして2022年の「リードジャパンツアー大阪大会」優勝のスポーツクライミング楢崎明智選手と世界ユース選手権リード部門で2連覇中の久米乃ノ華選手が登壇。

↑「ムーブスポーツ」を表現者として体現する注目のアスリート8名が壇上に並びました

 

「すごく軽くて動きやすいので、スケートをしている時にピッタリだなと思いました」(中田選手)、「冬とかになると体が冷えてしまうので、その時にこれは軽くて暖かい」(中井選手)、「ストレスなく着心地もいいので、成績にも反映すると思います」(渡辺選手)など着心地の良さをコメント。

↑左からフィギュアスケートの中田選手、中井選手、渡辺選手

 

「軽くて動きやすく、パフォーマンスをしていてもひきつることもなく、すごく動きやすかった」と、芝田選手は述べました。また、ファッションモデルも務める大和選手は「プライベートでも洋服が好きで、普段からこういうデザインがあったらいいな、など考えています。なので、デザイン面でも今後協力できたらいいですね(笑)」。

↑左からスケートボード バーチカルの芝田選手、BMXフリースタイルの大和選手

 

「まだこのウェアを着て練習ができていないので早く練習をしたい」と早川選手は語り、楢崎選手は「クライマーたちの中でもムーブスポーツを着て登っている選手が増えて、新しい波が来たらいい」。そして久米選手は「新たなムーブ(動き)が生まれそうです」など、ユニットの抱負も語ってくれました。

↑左からBMXレーシングの早川選手、クライミングの楢崎選手、久米選手

 

小川社長も「いまの若い人は、日本という狭い場所だけを見るのではなく、グローバルを見ている方が多い。我々デサントは昔ながらの日本の企業ですが、古い思想に閉じこもっていてはいけない。やはり新しいところに目を向けて、新しいスポーツにデサントとしても一緒になって邁進していきたい」と、ユニット発足の狙いを語りました。

↑壇上に設置されたミニランプでスケートボードとBMXのパフォーマンスを披露。すでに息の合っている技に会場は沸いた

 

2023春夏シーズンは、スポーツウェアの開発で培った動きやすいパターン設定や接触涼感素材など、機能を搭載したTシャツやカットソー、アウター、パンツなどアパレル52型に加え、キャップやバッグなどのアクセサリー25型、計77型をラインナップしています。現在デサントオンラインショップなどで販売中。

↑ウェアには2種類の糸を使ったデサント独自の特殊な生地「S.F.TECH」を使用することで、ストレッチ性と型くずれしにくい張りも実現

 

↑パンツの膝裏には1本のダーツが入れることで足を曲げやすく、動かしやすくなっているなど、見えない部分でも機能性が入っている

 

アスリートにとってウェアはパフォーマンスを左右する重要なアイテム。そんな彼らが納得の「ムーブスポーツ」を日常で着用すれば、私たちの生活もより快適になるかもしれません。次世代を担う「ムーブスポーツユニット」の面々の活躍とともに、ウェアにも着目してはいかがでしょう。

 

撮影/我妻慶一

 

 

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