野球日本代表「侍ジャパン」が2009年大会以来、14年ぶり3度目の世界一に輝いた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。劇的なフィナーレからもうすぐ1か月が経過する中、MLB公式オークションでは、大会期間中に各国代表のロッカールームで使用されたネームプレートが出品され、一部でその高額な落札価格が話題となっている。
中でも圧倒的な高値をつけられたのは、WBC史上初の二刀流としてプレーした大谷翔平(エンゼルス)のそれだ。 大会ロゴ、名前の「SHOHEI OHTANI」、日本国旗、背番号の16がデザインされている“お宝”だが、現地4月6日の12時から始まり、現地16日の20時に締め切られたこのオークションは、最終的に11万6010ドル(約1560万円)という価格で落札となった。
同サイトでよく出品されるアイテムのネームプレートだが、今回の金額に対しては、驚きの声も少なくない。投資プラットフォームを運営する米『Rally』は、公式ツイッターに実際の写真を掲載すると、「WBCの2023年大会でショウヘイ・オオタニが使用したこのネームプレートが週末、11万6000ドル超えで落札された」と衝撃を伝えている。
This nameplate used by Shohei Ohtani during the 2023 World Baseball Classic sold for over $116K this weekend… pic.twitter.com/0WfnnomRXj
— Rally (@OnRallyRd) April 17, 2023
WBCの舞台でも驚異的な二刀流パフォーマンスを披露し、大会MVPに輝いた大谷。打者としては打率.435、1本塁打、8打点、OPS1.345を記録し、投手としても2勝1セーブ、防御率1.86、WHIP0.72をマーク。アメリカ代表との決勝では、1点リードの9回からクローザーとしてマウンドに立ち、世界一の胴上げ投手となった。
That was the most ELECTRIC ending we could have dreamt of! #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/s1WIImh3eq
— World Baseball Classic (@WBCBaseball) March 22, 2023
もちろんMLB公式オークションが出品したネームプレートは、大谷のものだけではない。日系選手初の侍ジャパン入りを果たしたカージナルスのラーズ・ヌートバーは5010ドル(約67万円)、大会新記録の13打点を挙げたレッドソックスの吉田正尚は2660ドル(約36万円)、チーム最年長として参戦したパドレスのダルビッシュ有は2310ドル(約31万円)という落札価格だ。
MASATAKA YOSHIDA TIES THE GAME IN THE 7TH! #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/a7COW1167M
— World Baseball Classic (@WBCBaseball) March 21, 2023
Lars Nootbaar picks up another RBI for Team Japan. #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/4tGrzmRllT
— World Baseball Classic (@WBCBaseball) March 12, 2023
また、侍ジャパンの対戦相手では、アメリカ代表で主将を務めたエンゼルスのマイク・トラウトが2110ドル(約28万円)、ドジャースのムーキー・ベッツが910ドル(約12万円)、カージナルスのノーラン・アレナドは660ドル(約9万円)。準決勝で日本と激闘を繰り広げたメキシコ代表では、レイズのランディ・アロサレーナに930ドル(約13万円)という値がつけられている。
MICHAEL NELSON TROUT. ? #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/4XlwGgbclw
— World Baseball Classic (@WBCBaseball) March 14, 2023
RANDY ROBBERY! #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/gPd7XIWK9K
— World Baseball Classic (@WBCBaseball) March 21, 2023
他の選手と比較すると、いかに大谷のものが圧倒的な高値で取引されたかわかるだろう。唯一無二の二刀流パフォーマンスに加え、その人気ぶりには驚かさ