今年も圧巻の二刀流パフォーマンスで日米ファンを沸かせている大谷翔平(エンゼルス)。3月には、野球日本代表「侍ジャパン」の一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に初出場し、14年ぶりの世界一奪還に大きな貢献を果たしたが、同大会での着用ユニフォームが今回、MLB公式オークションで高額落札された。
凄まじい落札価格で話題を集めているのは、3月12日に東京ドームで行なわれたWBC1次ラウンド・オーストラリア戦の着用ユニフォーム。現地4月28日の12時から始まり、現地5月7日の20時過ぎに締め切られたこのオークションには、最終的に125件の入札があり、なんと12万6110ドル(約1700万円)という高値がつけられた。
「3番・指名打者」として先発出場したオーストラリアとの1次ラウンド最終戦では、先制3ランを含む2打数1安打4打点、2四球と躍動し、7対1の快勝でチームを準々決勝進出に導いた大谷。初回無死一、二塁の場面では、相手先発が投じたカーブを完璧に捉えると、これが看板直撃の特大アーチとなり、会場に熱狂の渦を巻き起こしていた。
Shohei Ohtani just went deep in the #WorldBaseballClassic!!! pic.twitter.com/fcJu0Si6Nk
— MLB (@MLB) March 12, 2023
Ohtani sends the Tokyo Dome into delirium! #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/xNTQIi4JCw
— MLB (@MLB) March 12, 2023
この印象的な一発が見られた試合の“お宝ユニフォーム”を巡っては、やはり現地の視線も熱い。米野球データサイト『Codify Baseball』は、オークション終了まで残り2日となった現地5日にツイッターを更新。7万4030ドル(約1000万円)という入札額の途中経過を報告し、他選手の数字とともに大谷の圧倒的な人気ぶりを伝えている。
Highest current bids,
WBC game-used jerseys:
Ohtani, $74,030
Murakami, $10,100
Trout, $8,030
Nootbaar, $6,000
Betts, $3,500
Cabrera, $3,030
Turner, $3,010
Acuña Jr., $2,500
Devers, $2,210
Takahashi, $2,060
Wang, $2,060
Ota, $2,010
Schwarber, $2,010
Arenado, $1,610 pic.twitter.com/ddxAMANtox— Codify (@CodifyBaseball) May 5, 2023
なおこの時点で、村上宗隆(ヤクルト)が決勝の米国戦で着用したユニフォームは1万100ドル(約137万円)、米国主将のマイク・トラウト(エンゼルス)がコロンビア戦で着用したものは8030ドル(約109万円)、ラーズ・ヌートバー(カージナルス)が決勝の米国戦で着用したものは6000ドル(約81万円)という入札額となっていた。
そして最終的には、村上が1万6010ドル(約216万円)、ヌートバーが1万2550ドル(約170万円)、トラウトが1万2070ドル(約163万円)でオークション終了。その他、日本代表が決勝で着用したユニフォームでは、高橋奎二(ヤクルト)に6020ドル(約81万円)、大勢(巨人)に6010ドル(約81万円)の値がつけられている。
記念品のオークションでも周りとの違いを見せつける大谷。ちなみに先月は、大会期間中にロッカールームで使用していたネームプレートが出品され、最終的に11万6010ドル(約1560万円)という価格で落札されていた。
This nameplate used by Shohei Ohtani during the 2023 World Baseball Classic sold for over $116K this weekend… pic.twitter.com/0WfnnomRXj
— Rally (@OnRallyRd) April 17, 2023
まだまだ投打で球史に残るパフォーマンスが期待されるだけに、こうした大谷関連アイテムの高騰は今後も続いていきそうだ。