コロナ以前の日常がほぼ戻ったいま、気付けば2023年も後半戦に突入。この先売れるアイテムと流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。今回はバスケ&ラグビーW杯に注目!見逃し厳禁! NEXTトレンドの波に乗り遅れるな!
※こちらは「GetNavi」2023年9,10月合併号に掲載された記事を再編集したものです。
高い壁を打ち破るべく史上最高のチームを目指す
トム・ホーバスヘッドコーチ率いるバスケ日本代表「AKATSUKI JAPAN」は、1次ラウンドで“死の組”グループEに入った。世界ランクでは全チーム格上とあって、難しい試合になることは必至だが、まずはW杯悲願の1勝を目指したい。アジア勢で1位となれば、2024年パリ五輪の出場権も獲得できる。
八村塁選手の欠場は惜しいが、同じくNBAプレーヤーの渡邊雄太選手や、昨シーズンNBA下部のGリーグでプレーした馬場雄大選手、NCAA(全米大学体育協会)で活躍する富永啓生選手ら海外組も合流。ホーバスジャパンとしての仕上がりが楽しみだ。
ラグビー日本代表「BRAVE BLOSSOMS」もフランス大会に向けてすでに始動。強豪の南アフリカを破り、史上最大の番狂わせ「ブライトンの奇跡」と呼ばれた2015年大会や、自国開催で大いに盛り上がった2019年大会での活躍を再び期待したい。
過去2大会でキャプテンを務めたリーチ マイケル選手をはじめ、大舞台での経験値は十分。一方、7月7日に行われたニュージーランド代表予備軍とのマッチでは、福井翔大選手など代表未キャップの選手を5名起用した。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが作り上げる新時代の代表チームが、8強の壁を突破できるのか要注目だ。
バスケットボール
FIBA
バスケットボールワールドカップ
2023 8月25日〜9月10日 日本(沖縄)、フィリピン(マニラ)、インドネシア(ジャカルタ)の3か国で共同開催。グループステージ1次ラウンドでは32の代表チームがA〜Hの8つのグループに分かれて、各グループの上位2チームが2次ラウンドに進める。
<専門誌の編集長に聞いた注目すべきはこの選手!>
「月刊バスケットボール」編集長 飯田康二さん
代表チームをまとめ上げる エンジン役・富樫勇樹選手
「身長167cmと小柄ながら、日本のエンジンとして世界と戦う富樫選手。トム・ホーバスHCも信頼を寄せる司令塔で、クイックネスあふれる動きから繰り出されるクリエイティブなプレー、一瞬の隙を突いて放つ3Pシュートが持ち味です。同じくPGの河村勇輝選手(172cm)とともに、小さな男たちが世界を驚かせる!」
ラグビー
ラグビーワールドカップ
2023 9月8日〜10月28日(現地時間)
第10回となるフランス大会は全9都市の会場で開催。A〜Dの4つのプールから上位2チームが決勝トーナメントに進出できる。プールDの突破も決して容易ではないが、準々決勝で南アフリカに敗れた2019年日本大会(写真)からさらに前進して、ベスト8の高い壁を突破できるのか注目されている。
<専門誌の編集長に聞いた注目すべきはこの選手!>
「ラグビーマガジン」編集長 田村一博さん
タックルのスペシャリスト姫野和樹選手のフィジカル
「前回大会で、タックルで倒した相手からボールを奪い取る「ジャッカル」の言葉を広めたのが姫野選手。海外チームに引けを取らない187㎝、108㎏の体躯を誇り、タフ&パワフルにFLのポジションで輝きます。世界最高峰のリーグ、スーパーラグビーでも活躍し、世界規格の実力は証明済み。W杯でも暴れ、熱視線を集めるでしょう」