削り終わると自動で鉛筆が排出される、すなわち「トガッたらリターンする」鉛筆削りが誕生。特許出願中の本機構は、本当に“無駄削り”を防げるのでしょうか。
【試した商品】
何本も削りたくなる! 動きが面白い鉛筆削り
ソニック
トガリターン
実売価格4999円
削り終わると自動で鉛筆を排出する“トガリターン機構”を搭載した鉛筆削り。「ハンドルを一定方向に回すだけ」と使い方はいたって簡単です。無駄削りを防げるから、鉛筆が長持ちします。
楽しすぎて削り過ぎる!? 不思議アクション鉛筆削り
手回し式の鉛筆削りは一般的に、削り終わると空転するクラッチが搭載されています。ところがそれでも、数回転分は、削りすぎて無駄にしてしまいます。そこで、学童文具メーカーのソニックが開発したのが、鉛筆の無駄削りを極限まで防ぐこの製品。
どういう仕組みかというと、削り終わりを検知した瞬間(この検知の精度がかなり高くて驚きました!)、鉛筆がグッグッ……と自動で排出されるのです。この“トガリターン機構”、削り過ぎを防ぐのはもちろん、さっきまで本体に飲み込まれていた鉛筆が戻ってくるその動きが、見ていてとにかく楽しい。あまりに楽しいので、ついつい何本も鉛筆を削ってしまうほど。もしかしてこれ、従来以上に無駄削りしてしまうのではないでしょうか……。
六角・丸・三角多様な鉛筆に対応
六角軸に加えて丸軸・三角軸もOK。太丸軸の色鉛筆も削れますが、芯が柔らかすぎると機構がうまく働かないことも。
倒れても安心のダストロック
削っている最中に、削りカスを溜めるケースが開かないダストロック付き。うっかり倒してもカスが散らばらず安心です。
複雑な構造により少し手応えが重い
複雑に組み合わさったギアが鉛筆を自動で排出します。便利な機構ですが、これにより従来よりハンドルが少し重いです。
【解説してくれた人】
文房具ライター
きだてたくさん
最新の機能系文具から面白駄文具まで、文具と見たら何でも使い倒してレビューする、本サイトおなじみの文房具ライター。