文房具
2020/4/28 19:00

文房具がたっぷり入って見やすい!高機能ペンケースの最新トレンド“寝かせるペンケース”の「ネオクリッツ」と「コハコ」をレビュー

ドバッと入る大人のお道具箱ペンケース、レイメイ藤井「COHACO ペンケース」

対して、仕切りは少なめでドサドサと文房具を放り込みたい派におすすめなのが、レイメイ藤井の「COHACO」(コハコ)である。側面から見ると、上部がうっすらとアーチ状になった、カマボコ形のセミハードペンケースだ。

レイメイ藤井
COHACO(コハコ)ペンケース
1300円(税別)

 

前面のマグネットホックを外すと、フタが大きく90度開くようになっており、広めの収納スペースが全て見渡せる構造。底部には面ファスナー(いわゆる「マジックテープ」のようなもの)式の仕切り板が1枚、さらにフタ部裏側は大容量のメッシュポケットとなっている。

 

さらにフタは、フルオープンにした状態を維持できるので、ほぼペントレー感覚で使えて、中へのアクセス性は非常に高い。

↑ガバッとフタを開けた状態で安定するので、こちらもトレー感覚で中身の視認性・アクセス性ともに高い
↑ガバッとフタを開けた状態で安定するので、こちらもトレー感覚で中身の視認性・アクセス性ともに高い

 

メインの収納スペースには、フチの深さもあって、文房具がたっぷりと入る。筆記具だけなら20本程度は余裕だろう。横幅も200mm以上と余裕があるので、ペンケースとしてだけでなく、コスメポーチやガジェットケースとしても十分に使える。

 

個人的には、これだけ広々と見渡せるなら、仕切りは逆に邪魔かな? とすら思うほど。そういう場合はいっそ仕切り板を取っ払って使うのもアリかもしれない。

↑中央の仕切りを外せば、さらに広々と使える
↑中央の仕切りを外せば、さらに広々と使える

 

また、地味に収納量に貢献しているのが、先にも述べたフタ側の大型メッシュポケットだ。どれほど大型かというと、ここだけで小さめのペンケース1つ分ぐらいの容量がある感覚。

 

マチはないが、フチがゴムになっているので、多少は厚みのあるものでも放り込むことができるのはありがたい。付箋や替え芯などの小物から、ハサミ、カッターナイフ、マスキングテープ、定規、充電用ケーブル……と結構な物量が入ってしまう。

 

大容量のドバッと系ペンケースは分類収納をしづらいのがデメリットだが、このメッシュポケットがあればそれで十分、という人もいるはずだ。

↑フタの横幅分がほぼ丸々メッシュポケットに。フチゴム仕様なので小物も飛び出ににくく安心だ
↑フタの横幅分がほぼ丸々メッシュポケットに。フチゴム仕様なので小物も飛び出ににくく安心だ

 

対して、使ってみてひとつ気になったのは、フタを固定するマグネットホックの閉じづらさ。

↑片手で開けやすいマグネットホックだが、閉めるときの確実性に欠けるのが気になった
↑片手で開けやすいマグネットホックだが、閉めるときの確実性に欠けるのが気になった

 

開けるときは、簡単にパチンと外れて良いのだが、閉じる場合にホックの凹凸がうまく噛み合わないことが多いのだ。特に、たっぷりめにモノを入れると、それが顕著になる。このホックひとつでフタを固定しているため、うっかり“閉じミス”したままカバンに放り込むと、中で開いて大惨事、なんてこともあり得る。

 

もちろん固定力自体に不満はないので、せめて閉じるときはパチンと音がするのを常に確認したほうが良いと思う。

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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