ほぼ日は、同社が企画・販売を行う「ほぼ日手帳」2024年度版の全ラインナップが発売をスタートした。2024年版は手帳本体の種類も拡充し、200以上の新作アイテムが用意されている。先月の内覧会では、コラボ2年目の「ONE PIECE」版や岡本太郎「太陽の塔」をデザインしたほぼ日手帳などが展示された。その中から、注目したい商品をピックアップして紹介しよう。
「ONE PIECE」版ほぼ日手帳、2024年版は麦わら海賊団の旅を時系列で掲載
漫画「ONE PIECE」の世界を楽しめるムック本「ONE PIECE magazine」とほぼ日手帳とのコラボでは、ほぼ日手帳をはじめ、手帳カバーや1週間分の予定とメモを見開きで管理できるweeks、文房具に新作が用意されている。まず注目したいのが、内覧会でもひと際目を引いた、1日1ページ特別版のほぼ日手帳「手帳本体オリジナル ONE PIECE」(A6 2970円 税込み、以下同)。ほぼ日手帳の定番である「1日1ページ、文庫本サイズ(A6)」の手帳をカスタマイズした同商品が、2023年の好評を受けて2024年版では中身をアップデートして登場する。
同商品は、104巻時点までの壮大な物語の中から、重要な役割を果たす言葉を1日1つずつ366日分掲載。さらに、「東の海編」から「ワノ国編」までのストーリーを1月から順を追って編纂(へんさん)されている。2023年版に引き続き、全キャラクターの誕生日もアップデートして掲載される。
コミックスから厳選した印象的なシーンも各月トビラに掲載されるほか、巻末のおまけでは「麦わら一味」の冒険をまとめた年表や、日常で使いたくなる印象的なセリフ集、個性的なキャラクターの笑い方を集めたページなども収録されており、まさにワンピースを楽しみ尽くせる一冊だ。
手帳本体と組み合わせられる、ルフィーが描かれた手帳カバーも、「麦わらのルフィ YELLOW」がA6(4400円)、「麦わらのルフィ PURPLE」がA5(5610円)で用意されている。
同社の担当者が「さりげなく『ワンピース』グッズを日常で使いたい人におすすめ」と言う、革タイプの手帳カバー「ONE PIECE magazine / Thousand Sunny LOGBOOK」(A6 1万5400円/A5 2万900円)も。カバーの開閉部分にはサウザンド・サニー号の顔をかたどった金色のボタン、内側の布部分には海図をプリント。購入特典でサニー号の帆をイメージした巾着が付いて来る。
ハードカバータイプ「ほぼ日手帳HON」でも、ワンピース手帳が数量限定で登場する。「ONE PIECE magazine / like the sun」(A6 3520円)は、ネクタイの織り生地で海賊船サウザンド・サニー号などを表現。ネイビーの生地を夜の海と深海に見立てたデザインとなっている。週間手帳「weeks」でも同商品(2970円)が用意されているので、より手軽に持ち運びたいという人はこちらを選んでみても良いかもしれない。
さらに、オリジナル文房具でも新作が登場する。2023年版からリニューアルして登場するのは、ほぼ日手帳にぴったりサイズの下敷き「ほぼ日の下敷き Memories」(A6 462円/A5 682円/weeks 550円)。2024年版のプリント柄には、麦わら一味が旅の中で出会った人達との別れのシーンがピックアップされている。作中の名シーンが載った「気持ちが伝わる スクエア一筆箋Vol.2」(660円)や、今や誰もが知る「ドン!」の文字をはじめとしたおなじみのモチーフを手軽に描ける「ほぼ日のテンプレート ONE PIECE」(720円)もチェックしたい。
万物エネルギーの象徴、岡本太郎「太陽の塔」デザインの手帳も
「太陽の塔」といえば、世界的アーティスト 岡本太郎氏の代表作として知らない人はいないだろう。1970年に大阪で開催された日本万国博覧会のために造られたこのモニュメントが、2024年版ほぼ日手帳のデザインに採用された。商品ラインナップは手帳カバー2サイズと「weeks」の3つ。
手帳カバー「岡本太郎 / 黄金の顔」(A6 4950円/A5 6050円)は、モニュメントに3つある顔のうち、未来を表す「黄金の顔」があしらわれている。顔の黒い部分はエンボス加工が施されており、立体的な装丁。
しおりの先についたゴールドチャームが太陽の塔だったり、内側のポケットには過去を象徴する塔背面の「黒い太陽」がプリントされていたりと、細部にまで遊び心が宿ったデザインだ。
weeks「岡本太郎 / 3つの顔」(2970円)は、太陽の塔の3つの顔を並べて配置したデザイン。黒、金、銀3種類の箔を使用した、こちらも立体的な装丁になっている。裏面には、金の箔で「TARO」のサインが光る。生命力あふれるモニュメントの手帳を使いながら、毎日をエネルギッシュに過ごしてほしい、という思いで開発された同シリーズ。シンプルながらもスタイリッシュなデザインが魅力なので、ぜひ毎日一緒に持ち歩いてみたい。
コラボ10年目、過去最多のラインナップが登場の「MOTHER」
「MOTHER」シリーズはコラボ10年目を迎え、2024年版では過去最多となる全5種類のラインナップが登場する。糸井重里氏がゲームデザインを手がけた1989年のファミコン用ソフト「MOTHER」からは、ほぼ日手帳HON「MOTHER / BEGINNINGS」(A6 2970円/A5 5280円)が登場。赤い地に金色のタイトルロゴを大きく配置したデザインは、発売当時のカセット用パッケージとおそろいだという。「ビギニングス」という商品名がぴったりの、まさにコラボ10年目の節目にもふさわしいアイテムといえよう。
1994年発売のスーパーファミコン用ソフト「MOTHER2」とのコラボは、手帳カバー「MOTHER / Attention!」(A6/3410円)。同商品は、ゲーム内で訪れる街で見かける看板やロゴのタイポグラフィやキャラクターのドット絵があざやかなプリントで散りばめられたデザインとなっている。同じく手帳カバー「MOTHER / ぽえーん。」(A5/4180円)は、オレンジ色のコットン生地上に、ゲームに登場するキャラクター「どせいさん」たちと彼らの台詞がプリントされた、見た目にも可愛いデザインだ。
weeks「MOTHER/ サマーズ」(2970円)も「MOTHER2」とのコラボ商品。同ゲーム内で訪れる避暑地「サマーズ」のマップがデザインされた同商品は、手帳を開けば海やビーチ、街並みの景色を楽しむことができる。