ありとあらゆるものが時代と共に形を変えていきますが、なぜか傘は昔からほとんど変化していません。しかしそんな化石のようなアイテムも、斬新な発想が加わることによって一味違う姿を見せてくれます。今回は、様々な工夫が施された傘4選をご紹介。ひたすら頑丈なモノから電動式まで、面白い傘が盛りだくさん。雨の日を避けることはできませんが、素敵な傘を選んで楽しい気分を感じてみてはいかがでしょう?
[その1]
普通の傘と逆に閉じる?
ユートレーディングコーポレーション
GAX G-1
雨が降ったときのクルマの乗り降りに着目して利便性を追求した傘です。一般的な傘と開き方/閉じ方が全く逆で、濡れた面が内側にくるので周囲を濡らしません。車に乗り込んだ後に傘を閉じられ、降りるときもドアを少し開けるだけで傘を開くことができます。
<注目ポイント>
・濡れた傘布が内側にくる設計
・閉じたときにスリムなデザイン
・先端の急な飛び出しを防止するダブルロック機能搭載
傘布がクルマのボディに触れにくい工夫も施されており、屋根よりも少し高い位置で開ける設計。特殊な形状のグリップによって全長が短く抑えられ、閉じたときのフォルムをスリムで美しく見せてくれます。また傘の先端が不意に飛び出すことを防ぐダブルロック機能も搭載。
[その2]
両手が自由になる「背負う」傘!
和コーポレーション
かさぶらんか3
傘を「さす」のではなく「背負う」という新しい発想から生まれた「かさぶらんか3」。リュックのような形状で本体上部に傘がついています。両手が自由になるため、雨の中でも作業をしなければならない人に最適。重量も1.44kgしかないので、肩にもほとんど負担はかかりませんよ。
<注目ポイント>
・リュック型の傘
・軽量コンパクト
・UVカット仕様
本体のパイプ部分は45cm~最長75cmまで伸縮可能。軽量コンパクトなうえ、組み立て方法も簡単なので女性やお年寄りにも最適です。さらに傘部分はUVカット仕様になっており、これからの季節は紫外線対策でも役に立ってくれるかも。
[その3]
台風程度じゃビクともしない最強の傘!
BLUNT
BLUNT LITE+(UV)
耐風実験において、最高風速117kmを超える風の中を耐えた頑丈な傘です。「傘はすぐ壊れるもの」というイメージを払拭するために、Blunt独自の開発技術である「放射張力システム」を採用。台風のようなひどい天候の中でも、傘骨が折れたり裏返ったりすることがないので安心です。
<注目ポイント>
・風速117kmに耐える頑丈仕様
・細部にもこだわった設計
・「放射張力システム」を採用したデザイン
あらゆる状況を考慮して細部に至るまで丁寧に設計されています。デザイン段階で風洞テストを行うだけでなく、1本1本を38項目に及ぶ品質チェックのもと製作。また「LITE+(UV)」は紫外線遮蔽率99%以上を誇る晴雨兼用モデルで、持ち手の部分は本革の高級仕様です。
[その4]
先進的な電動フルオート
東京丸惣
UVION SMART・J Auto
指1本で開閉を自由自在に操れる電動フルオート傘です。コンパクトな折りたたみ式で、上/下の矢印がついたボタンを操作するだけのお手軽仕様。一般的な傘は閉じるときに必ず両手を使う必要がありましたが、片手でも扱えるのがうれしいですよね。サイズは58cmと65cmの2種類が展開されています。
<注目ポイント>
・片手で操作できる電動フルオート傘
・約1秒の瞬間開閉
・充電満タン時は約150回の開閉が可能
充電は付属のUSBケーブルを使い、電池が満タンのときには約150回の開閉が可能。電動だからといってゆっくり動作する訳ではなく、約1秒でサッと開閉できます。カラーバリエーションも黒・青・赤・黄色の4タイプがラインナップされているので、老若男女問わず使えますよ。