ビニール傘の時代は終わるのか? 壊れにくくて永く使えるオールプラスチック傘が発売

ink_pen 2017/2/10
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ビニール傘の時代は終わるのか? 壊れにくくて永く使えるオールプラスチック傘が発売
GetNavi編集部
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傘メーカーのサエラは、新たに人にも環境にもやさしいオールプラスチック傘「+TIC(プラスチック)」を発売。価格は3780円です。

 

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「+TIC」のプロジェクトは、2014年に始動。「ブランディングデザインで日本を元気にする」をコンセプトに活動するブランディング専門デザイン会社、エイトブランディングデザインを仲間に加え、業界でも珍しい傘のブランディングプロジェクトをスタートさせました。コンセプト、ネーミングから新たな傘のビジョンを作り、誕生したのが「+TIC」です。

 

「+TIC」は、すべての部品がプラスチックでできているため、強風でも壊れにくく、錆びることもなく、すべてリサイクルすることが可能。傘生地が破れても張り替えることができるため、傘を永く使い続けることができます。

 

フォルムは、オールプラスチックならではの形の一体感を追求し、誰でも持ちやすいやさしい形状。手元に取り付けられているストラップは、掴んだり、手首やフックなどにかけたりすることができます。ネーミングは、人にも環境にもやさしく、雨の日が楽しくなるようにという想いを込めた「+(プラス)」と、「プラスチック」を組み合わせました。

 

傘生地のデザインは全10種。「カラーライン」は細かいボーダーにすることで、色でも柄でもない新しい質感を目指しました。一方、「グラフィックライン」はシンプルな色や柄を用いて存在感のあるデザインを追求。傘を開いたときと閉じたときの印象が大きく変わる、ファッション性の高いラインナップになっています。

↑カラーライン
↑カラーライン

 

↑グラフィックライン
↑グラフィックライン

 

日本特有のビニール傘は安価で便利ですが、壊れやすく使い捨ててしまうため、環境に与えるダメージが大きいのが課題でした。一方、今回登場した「+TIC(プラスチック)」は、壊れにくくて錆びることもなく、リサイクルも可能。さらにデザインもオシャレと、従来のビニール傘の弱点をすべて克服しています。とはいえ、3780円という価格は100円の傘に比べたらまだまだ高価。従来のビニール傘ユーザーではなく、当面は「環境を守りたい」「他人とは違うモノを持ちたい」といった高感度な層に支持されそうなアイテムです。

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