替刃式カミソリという革命を起こし、ウェットシェービング市場で長きにわたり日本国内シェアNo.1を誇るシック・ジャパン。「最も革新的なビューティグルーミングカンパニー」をビジョンに掲げる同社が、2026年春夏シーズンに向けた新商品発表会を12月4日に開催しました。
ビューティグルーミングを通じて人々に「ワクワク感」と「幸せ」を届けるべく、今回もシェービング体験を一新するであろう最新プロダクトの数々がお披露目されました。グルーミングの未来を指し示すシック・ジャパンの挑戦と、注目の新技術をいち早くお届けします。

注目は「ハイドロ」ブランドの全面リニューアル
今回発表された2026年春夏コレクションの中で、最も大きな注目を集めたのは、シックの主力製品であるグルーミングブランド「シック ハイドロ」シリーズの全面リニューアルです。
カミソリ負けや肌荒れといったシェービングの悩みに真摯に向き合ってきたハイドロブランドは、今回の刷新により、機能面からパッケージデザイン、そしてラインナップまでを大胆に一新。全てのユーザーに対して「最高のグルーミング体験」を提供するための「4つの革新」を打ち出しました。
1. 性能のグレードアップ:より潤って、より優しく
リニューアルの核となるのは、替刃(カートレージ)の性能グレードアップです。肌への負担を最小限に抑えつつ、深剃りを実現するための機能をアップデート。とりわけ、カミソリ負けやシェービング後の肌荒れを防ぐ、カートレージに搭載した潤滑剤が91%アップ。ユーザーが求める「肌に優しい深剃り」を実現し、毎日のシェービングがより快適になる進化を遂げました。
2.多様化するニーズに対応:4つの剤型を揃えたシェービング剤
シェービング剤ラインナップの充実も大きなポイントです。シック ハイドロは、シェービング剤市場において唯一、4つの剤型(ジェル、フォーム、クリーム、ソープ)が揃ったブランドとなります。これにより、肌質、ヒゲの硬さ、シェービングの好みといった多様なニーズを持つ全てのユーザーに対し、最適な製品を提供できる充実したラインナップが完成しました。グルーミングをライフスタイルとして捉えるユーザーにとって、この選択肢の広さは大きな魅力となるはず。
3.パッケージ設計の一新:伝わりやすさで選択をサポート
製品の魅力と機能がよりダイレクトに伝わるよう、パッケージ設計も一新されました。製品の特長やターゲット層がより直感的に理解できるようになり、ユーザーの購入体験をスムーズにサポートします。
4.極 KIWAMIシリーズの統合:ハイドロブランドの強化
そして、今回のリニューアルにおける最大のハイライトが、高機能カミソリラインである「極 KIWAMI」シリーズが「シック ハイドロ」ブランドの傘下に統合された点です。
「極 KIWAMI」は、ブランド生誕から現在に至るまでの100年に及ぶノウハウを結集した最高峰のフラッグシップモデル。特にヒゲが濃く、シェービング時の肌への負担が大きいと感じるユーザーに向けて開発された、究極の深剃りと肌への優しさを両立させた高機能ラインでした。今回のブランド統合により、ハイドロシリーズは「レギュラーライン」に加え、より専門性の高い「極」ラインを内包することになります。
これにより、ユーザーは自分のグルーミングスタイルや悩みに合わせて、ハイドロブランド内から最適なカミソリを迷いなく選べるようになり、ブランド全体の革新性がより際立つ形となります。
極 KIWAMIの実力とは?
シック ハイドロの全面リニューアルにおいて、特にヘビーユーザーの期待を集めているのが、ハイエンドモデルとして統合された「シック ハイドロ 極 KIWAMI」でしょう。この「極 KIWAMI」は、ヒゲの濃さに悩むユーザーに対し、カミソリ負けのリスクを抑えつつ、究極の深剃りを提供するという相反する課題をクリアするために開発されました。
そのコンセプトは、「優しく、深く剃りあげる」こと。この実現のために、シックの持つ最先端の技術を惜しみなく投入しています。そこで注目の「極 KIWAMI」の特性を紹介していきます。

濃いヒゲも逃さない「デュアル可動ヘッドシステム」
極のカミソリは、ヘッドの2か所が独立して可動する独自設計を採用しています。この「デュアル可動ヘッドシステム」により、アゴのラインや首元など、複雑な顔の輪郭にも替刃がぴったりと密着。濃く、硬いヒゲが密集する部分でも剃り残しを最小限に抑え、肌への圧力を分散させながらスムーズな深剃りを可能にします。
摩擦を防ぎ潤いを守る「ハイドロ独自のジェルボックス」
替刃のカートレージ上部に搭載された「ジェルボックス」は、ハイドロブランドの象徴的なテクノロジーです。水に触れると溶け出すシック独自のジェルが、シェービング中の肌と刃の間にクッションを作り、摩擦を大幅に低減。これにより、肌への負担を軽減し、シェービング後の肌を潤いで満たします。
シック史上最高の薄さと強度「独自 多層ナノコーディング5枚刃」
極めてなめらかな剃り心地を実現するため、刃にはシック史上最も薄く、かつ強度のある5枚刃を採用。さらに「独自 多層ナノコーディング」を施すことで、肌への引っかかりを徹底的に排除し、なめらかで刺激の少ないシェービング体験を提供します。
モミアゲも完璧に仕上げる「フリップ式トリマー」
メインの5枚刃の裏側には、ヘッドをフリップ(跳ね上げ)させることで現れる「フリップ式トリマー」を搭載。これにより、モミアゲのライン、鼻の下、ヒゲのキワといった、細かい部分の仕上げや形を整える作業が簡単かつ正確に行えます。「極」は、単なる深剃りだけでなく、トータルなグルーミングをサポートするハイエンドモデルとしての機能を備えています。
また、ハイドロライン統一で「普通肌用」は深いツヤのあるブラックとブロンズカラーを、「敏感肌用」はマットなシルバーを採用。見た目のデザインにもこだわり、毎日のルーティンであるグルーミングを至福な時間として演出してくれます。



他ブランドでも注目の新商品を投入
また今回の発表会では、男性用トータル・グルーミングケアブランドの「プロジスタ」でも、乾燥による小ジワやほうれい線を防ぐ「リンクル ロールオン」を新商品として投入。
レチノール誘導体配合の集中美容液で、ピンポイントの集中保湿ケア。斬新なメタルロールオンタイプというのも注目を集めそうです。

シック・ジャパンの革新はこれからも続く
シック・ジャパンが今回発表した2026年春夏の新商品は、単なるモデルチェンジに留まらず、創業以来の精神を改めて示すものとなりました。
「極(KIWAMI)」をブランド傘下に統合し、ユーザーがヒゲの濃さや肌の悩みに応じて最適なソリューションを選べるようにした戦略や、カミソリ本体の進化に加え、4つの剤型を揃えたシェービング剤ラインナップの充実、わかりやすいパッケージ設計への改善は、あらゆるユーザーに寄り添うシック・ジャパンの姿勢を明確に示しているといえるでしょう。
「シック ハイドロ極 KIWAMI」「シック ハイドロシェービング剤各種」「プロジスタ リンクル ロールオン」は、いずれも2026年春発売予定です。
(文/橋本裕一)