“無香”に“形状記憶”…進化した最新洗濯洗剤の選び方

ink_pen 2019/6/21
  • X
  • Facebook
  • LINE
“無香”に“形状記憶”…進化した最新洗濯洗剤の選び方
@Living
あっとりびんぐ
@Living

GetNavi webがプロデュースするライフスタイルウェブマガジン。新しいライフスタイル、暮らしを新しくするテクノロジーとサービス、新しい生き方を提案、実践する人、暮らしを心地よくするモノ、心と体を豊かにする食、未来をプラスに変えるサステナブルなアクション____日々の暮らしがもっと充実する情報や知識をお届けします。

1 “石鹸で洗う”という選択

石鹸はアルカリ性で、強い洗浄力を発揮します。また、安全性が高いので肌の弱い人や赤ちゃんがいる家庭に人気があり、環境にやさしい側面があります。

「ただし、扱いが難しいのが石鹸洗剤の難点です。水に溶けにくくて残りやすく、量をしっかり見極めないと効果が現れません。主成分である脂肪酸は、よくすすがないとニオイや黄ばみの元にもなるので、すすぎ時にクエン酸を少し入れるとよいでしょう。また、乾いた洗濯物に白い粉が付着することがあるのですが、これは溶け残りではなく、水の中のカルシウムなどと石鹸の成分が混ざって反応してできるもので害はないのですが、黒い洋服だと目立ってしまうことも。肌のためにと石鹸をチョイスする場合は、使い方をしっかり守って洗濯しましょう」

 

2 洗剤を使わないナチュラルクリーニング

「アルカリ洗濯」という名称でも知られているこの洗濯方法は、洗剤を使わず、アルカリ洗浄水や重曹を溶かした水やぬるま湯で洗うことを指します。

「界面活性剤を使わずやさしく洗うことができるので、汚れが少ないものやデリケートなもの、赤ちゃんや肌に弱い方に適しているでしょう。水よりもお湯の方が汚れが落ちるので、洗剤を使わない方は特に30〜40度のお湯で洗うことをおすすめします。洗剤を使う方も、洗剤の効果を最大限発揮するようお湯洗いがいいでしょう。すべての洗濯ものをお湯で、というのが難しい場合は、枕カバーやベッドカバー、足拭きマットなど、頻繁に洗濯しないものこそ汚れが付着しているので、それらをお湯で洗うとよいでしょう」

 

洗濯洗剤の特徴を知り、衣類の種類や汚れ度合いによって使い分ければ、気に入った服を長持ちさせより大切に着られるはず。色柄ものや白いものもしっかり分別して、それぞれに合った洗剤で洗濯してみてください。

 

【プロフィール】

ランドリースペシャリスト / 一條 徹

プロダクトを中心とした情報の総合メディア「GetNavi web」の編集者。かつて勤めていた繊維メーカーでの経験と知識を生かして、衣類の素材に合わせた洗濯方法や洗剤選びを日々研究している。趣味は、スーパーやホームセンターの洗剤コーナー巡り。

 

GetNaviがプロデュースするライフスタイルウェブマガジン「@Living」

 

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で